コーヒー粉占い(タセオグラフィー)とは
読み: こーひーこなうらない
意味
コーヒー占いは、飲み終えたカップの内側に残ったコーヒーの粉がつくる模様を、動物や道具などの形に見立てて読む占いです。
タセオグラフィー(tasseography)は、フランス語でカップを意味する tasse と、ギリシャ語由来の「書く・記す」を表す -graphy を組み合わせた言葉で、カップに残ったものを読む占い全般を指します。コーヒーの粉で占うものはコーヒー占い、茶葉で占うものは茶葉占いと呼ばれます。
粉が細かく沈みやすいトルココーヒー(煮出して上澄みを飲むコーヒー)を使うのが一般的で、トルコやギリシャ、中東などで、家族や友人と楽しむ習慣として親しまれてきました。
語源
トルコ・アラブ
由来
コーヒーが中東から広まった16〜17世紀以降、トルコをはじめとする地域で、飲み終えたカップの模様を読む遊びや占いが生まれたといわれます。なお、トルココーヒーの文化と伝統は2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。
やり方
一般的には次の手順で行います。模様を読むときは、カップの持ち手に近い側を自分や身近なこと、遠い側を外の世界のことと読んだり、縁に近い模様は近い将来、底に近い模様は先のことと読んだりする方法があります。
- トルココーヒーを、底の粉を残して飲みます
- 受け皿をカップにかぶせ、願いごとを思いながら軽く回します
- 受け皿ごとカップを伏せ、しばらく置いて冷まします
- カップを起こし、内側に残った模様を読みます
形の読み方の例
見えた形を自由に連想して読むのが基本で、決まった辞書があるわけではありません。たとえば鳥は知らせ、道や線は旅や移動、輪は人とのつながり、魚は幸運と読まれることがあります。同じ形でも、地域や読み手によって意味が異なります。
よくある誤解
ドリップコーヒーでは粉が残らないため、この占いには向きません。また、コーヒー占いは本来、相手の話を聞きながら会話を楽しむ社交の場という面が強く、未来を断定するものではありません。
よくある質問
- Q. 普通のコーヒーでもできますか?
- A. 粉をこさずに煮出すトルココーヒーが向いています。ドリップやインスタントでは模様がほとんど残らないため、読むのは難しくなります。
- Q. 茶葉占いとの違いは何ですか?
- A. どちらもカップに残ったものの形を読む点は同じです。コーヒーの粉か、茶葉かという違いで、茶葉占いはイギリスなどで親しまれてきました。
- Q. 自分で自分のカップを読んでもよいですか?
- A. 地域によっては他の人に読んでもらうのが習わしとされますが、楽しみ方は自由です。