節分とは
読み: せつぶん
意味
季節の分かれ目のことで、現在はおもに立春の前日を指す雑節。
節分(せつぶん)は「季節を分ける」という意味の言葉で、現在はおもに立春の前日を指します。豆まきをして「鬼は外、福は内」と唱えたり、恵方巻を食べたりする日として親しまれています。
暦の上では、節分は「雑節(ざっせつ)」の一つです。雑節とは、二十四節気や五節句のほかに、日本の季節の移り変わりや暮らしに合わせて設けられた暦日のことで、彼岸・八十八夜・土用・二百十日などがあります。
語源
季節の分かれ目を意味する雑節
由来と歴史
本来の節分は、立春・立夏・立秋・立冬の前日、つまり年に4回ありました。そのなかでも、冬から春へ移る立春は一年の始まりと考えられていたことから、立春の前日の節分が特に大切にされ、やがて節分といえばこの日を指すようになったとされます。
豆まきは、宮中で大晦日に行われていた邪気払いの行事「追儺(ついな)」の流れをくむともいわれます。季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられ、豆をまいて厄を払い、新しい季節を迎える習慣として広まっていったとされます。
節分の決まり方
節分の日付は「立春の前日」です。立春は太陽の視黄経が315度に達する日で、天文計算によって決まるため、節分の日付も年によって動きます。
多くの年は2月3日ですが、いつも同じとは限りません。2021年は立春が2月3日だったため、節分は2月2日になり話題になりました。当サイトの一覧は、天文計算で求めた立春の日付から1日前を節分としています。
一年は約365.24日で、暦の1年(365日または366日)とわずかにずれがあるため、立春の瞬間は毎年少しずつ時刻が移り、うるう年で調整されます。この積み重ねで、立春が2月3日や2月5日になる年があり、それに合わせて節分も動くのです。
節分の風習
地域や家庭によってさまざまですが、よく知られているのは次のような風習です。どれも「新しい季節を気持ちよく迎えたい」という願いが込められた、楽しい年中行事として受け止めるとよいでしょう。
- 豆まき:炒った大豆をまいて「鬼は外、福は内」と唱え、年の数(または年の数+1)だけ豆を食べる
- 柊鰯(ひいらぎいわし):柊の枝に焼いた鰯の頭を刺し、玄関に飾って魔除けとする
- 恵方巻:その年の恵方(歳徳神がいるとされる方角)を向いて太巻きを食べる。1990年代以降、コンビニなどの販売をきっかけに全国に広まったとされます
- 寺社の節分会:各地の寺社で豆まきの行事が行われます
ほかの暦・雑節との関係
節分の翌日の立春は、二十四節気の始まりであり、九星や干支を立春で切り替える考え方もあります。そのため、占いによっては「節分までは前の年の運勢」と扱うことがあります。
また、立春の前の約18日間は冬の土用にあたり、節分はその土用が明ける日でもあります。立春から数えて88日目が八十八夜で、これも立春を基準にした雑節です。
よくある誤解
「節分は2月3日に決まっている」と思われがちですが、前述のとおり立春の日付しだいで2月2日や2月4日になることもあります。また、本来の節分は年に4回あったという点も意外と知られていません。恵方巻は古くからの全国的な行事というより、比較的新しく広まった習慣とされています。
節分の日付(2026年と2027年)
天文計算で求めた立春(太陽の視黄経315度)の日付の前日を節分としています。
2026年
| 節分 | 立春 |
|---|---|
| 2月3日(火) | 2月4日(水) |
2027年
| 節分 | 立春 |
|---|---|
| 2月3日(水) | 2月4日(木) |
日付はFortune Canvasが天文計算で求めた暦データにもとづきます。暦の種類によっては1日ずれる場合があります。月ごとの一覧は 2026年の開運日カレンダー2027年の開運日カレンダー 六曜カレンダー でも確認できます。
参考資料
よくある質問
- Q. 節分は毎年2月3日ですか?
- A. 多くの年は2月3日ですが、立春の前日と決まっているため、立春の日付によって2月2日や2月4日になることもあります。2021年は2月2日でした。
- Q. 節分はなぜ年に4回あったのですか?
- A. 節分は「季節を分ける日」という意味で、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日すべてを指していました。そのうち立春前日が特に重視され、今ではこの日を指すのが一般的です。
- Q. 豆まきの豆は何粒食べればいいですか?
- A. 年の数だけ食べる、または年の数より1つ多く食べるなど、地域や家庭によって言い伝えはさまざまです。無理のない範囲で、行事として楽しむのがよいでしょう。