山沢損さんたくそん
下を減らして上に加える。犠牲と分かち合いの時。
下を減らして上に加える。犠牲と分かち合いの時。誠実な犠牲は損ではない。分かち合いが豊かさを呼ぶ。
卦辞(かじ)の原文と意味
損、有孚、元吉、无咎、可貞、利有攸往。曷之用、二簋可用享。
損は、孚有れば元吉にして咎无し。貞にすべし。往く攸有るに利し。曷(なに)をか之れ用いん。二簋(にき)を用て享(まつ)るべし。
下を減らして上に益す、減らすことの時です。誠意があれば、減らすことはかえって大きな吉になります。祭りの供え物は質素な二皿で十分なように、形より真心が大切だと説きます。
大象(だいしょう)— 象伝の言葉
山下有沢、損。君子以懲忿窒欲。
山下に沢有るは損なり。君子以て忿(いか)りを懲らし欲を窒ぐ。
減らすべきものの代表は、怒りと欲です。怒りを抑え、欲をふさぐことで、自分の内側を整えるよう説いています。
キーワード
山沢損の意味と解釈
何かを減らす・犠牲にすることで、より高い目的を達成する時期。誠実な犠牲は必ず報われます。
卦の成り立ち — 上卦艮と下卦兌
山沢損は、上卦(外卦)が艮=山、下卦(内卦)が兌=沢の組み合わせです。 外側(状況・相手)には艮の「止」=どっしりと止まる性質が、内側(自分・内情)には兌の「説(悦)」=よろこび、和やかに語らう性質が表れていると読みます。
運勢別の読み方
自分の何かを譲る・相手のために犠牲を払う・その分深まる愛。
コスト削減・人員整理・しかし長期的な利益を生む。
出費が先に立つ時ですが、将来への投資や人への援助は、後で返ってくる可能性があります。無駄は削りましょう。
減らす養生が効く時です。食べ過ぎ・飲み過ぎを控えると、体が軽くなります。
何かを手放すことで叶う道が開けます。欲張らず優先順位をつけましょう。
こちらが少し譲ることで、結果的に良い関係が築けます。目先の損得にこだわりすぎないことです。
遅れますが、来ます。
健康の項目は心がけの目安です。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。
助言
誠実な犠牲は損ではない。分かち合いが豊かさを呼ぶ。
六爻の構成と変爻
卦は下から初爻・二爻・三爻・四爻・五爻・上爻と数えます。山沢損は陽爻3本・陰爻3本で、 奇数の位に陽、偶数の位に陰がある「当位(正位)」の爻は2本です。 初爻と四爻、二爻と五爻、三爻と上爻のうち、陰陽が異なって「応じ合う」組は初爻と四爻・二爻と五爻・三爻と上爻の3組です。 二爻と五爻はそれぞれ下卦・上卦の中央にあたる「中」の位で、五爻は卦の主となる君位とされます。
占いで得た爻のうち、陰陽が極まって反対に変わろうとするものを「変爻」と呼び、変わった後の卦を「之卦(しか)」といいます。 本卦(山沢損)は現在の状況、之卦はその先の展開として併せて読みます。山沢損の一つの爻が変わった場合の之卦は次のとおりです。
関係の深い卦(錯卦・綜卦・互卦)
よくある質問
山沢損(第41卦)の意味は?
何かを減らす・犠牲にすることで、より高い目的を達成する時期。誠実な犠牲は必ず報われます。
山沢損の卦辞は何と書かれている?
卦辞は「損、有孚、元吉、无咎、可貞、利有攸往。曷之用、二簋可用享。」で、「損は、孚有れば元吉にして咎无し。貞にすべし。往く攸有るに利し。曷(なに)をか之れ用いん。二簋(にき)を用て享(まつ)るべし。」と読み下します。下を減らして上に益す、減らすことの時です。誠意があれば、減らすことはかえって大きな吉になります。祭りの供え物は質素な二皿で十分なように、形より真心が大切だと説きます。
山沢損の恋愛面での意味は?
自分の何かを譲る・相手のために犠牲を払う・その分深まる愛。
山沢損の金運・仕事運は?
仕事: コスト削減・人員整理・しかし長期的な利益を生む。 金運: 出費が先に立つ時ですが、将来への投資や人への援助は、後で返ってくる可能性があります。無駄は削りましょう。
山沢損のアドバイスは?
誠実な犠牲は損ではない。分かち合いが豊かさを呼ぶ。