オセアニアの占い
ポリネシア・メラネシア・オーストラリア
海と星、ドリーミングという時間
オセアニアの占いの特徴
航海の民ポリネシアの星読み、マオリの祭司トフンガ、アボリジニのドリーミング(創造の時代)概念など、島嶼文化の独自の宇宙観を反映した占術群。
歴史と伝承
ポリネシアの航海術(タヒチのタウラ・タヒチが継承)は星と潮流の読解術で、実用天文学と占いを兼ねた。マオリのトフンガはニュージーランドの祭司集団で、系譜(ワカパパ)と神話体系を保持した。アボリジニの『ドリーミング』(Alcheringa)は神話的過去=永遠の現在を意味し、儀礼を通じて祖先の時代と繋がる独自の宇宙観。
学術研究の現状
オセアニア研究の中核テーマ。W.H.R. Rivers『History of Melanesian Society』(1914)が古典。アボリジニ研究はW.E.H. Stanner『White Man Got No Dreaming』(1979)が権威。近年はデコロニアル視点での研究が主流(Elizabeth Povinelli等)。
主要な人物・研究者
- W.H.R. Rivers メラネシア社会史の先駆
- W.E.H. Stanner アボリジニの『ドリーミング』を学術用語として提示
- Elizabeth Povinelli 現代先住民研究の権威
代表的な占術(3種)
タヒチのタウラ
祭司による神託
マオリのトフンガ
占い師
アボリジニのドリーミング
夢の時代、神話的時間
参考文献
- 『History of Melanesian Society』 (1914)
- 『White Man Got No Dreaming』 (1979)