東アジアの占い
中華・日本・韓国・ベトナム
干支・易・風水。3000年の実用占術の宝庫
東アジアの占いの特徴
殷代の甲骨占いに始まる中華圏の占術群は、易・五行・陰陽・干支という体系を構築し、日本・朝鮮・ベトナムへと伝播。実用性と哲学性を兼ね備えた最も体系化された占術文化圏。
歴史と伝承
殷代(BC14世紀)の甲骨占いが漢字の起源となり、周易(BC11世紀)が思想体系を整えた。陰陽五行思想は戦国末期(BC3世紀)に鄒衍が集大成、漢代に『史記』天官書などで天文占とも融合。四柱推命は宋代の徐子平が確立し、明清期に日本にも伝播した。日本では飛鳥時代に陰陽寮が設置(675年)、平安期に安倍晴明ら陰陽師が国家儀礼を担った。江戸期には水野南北の観相学、新井白蛾の断易など独自発展が進んだ。
学術研究の現状
中国哲学史・思想史の中心テーマ。日本では東洋学の重鎮・加地伸行、本田済らが易・五行の体系的研究を進めた。陰陽道は民俗学の中心対象で村山修一の一連の研究が古典。海外の中国学ではJoseph Needham『中国の科学と文明』(1954-)第2巻が包括的。四柱推命の学術書としてはJerry King『子平命理釈疑』などが挙げられる。
主要な人物・研究者
- 鄒衍(すう えん) 陰陽五行説を集大成(BC3世紀)
- 安倍晴明 平安期陰陽師の代表(921-1005)
- 徐子平 四柱推命(子平)の確立者(宋代)
- 水野南北 『南北相法』で観相学を体系化(江戸期)
- Joseph Needham 『中国の科学と文明』で中国占術を科学史に位置付け
- 加地伸行 日本を代表する易学者
代表的な占術(13種)
四柱推命(子平)
生年月日時の干支から10の通変星
紫微斗数
命宮を中心に12宮
奇門遁甲
時空間戦略型
六壬神課
具体事象の吉凶
太乙神数
国家運勢
易占・断易・梅花心易
風水・家相
人相・手相
姓名判断
九星気学
宿曜占星術
算命学
中国由来、日本で体系化
玄空飛星
風水の一派
参考文献
- 『中国の科学と文明』 (1954-)
- 『陰陽道の発達と展開』 (1994)
- 『南北相法』 (1788)
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