寅の日・巳の日・己巳の日の違いとは?由来と過ごし方、2027年の日付一覧|2026年末の日付も
この記事のポイント
寅の日・巳の日・己巳の日の違いと決まり方、毘沙門天・弁財天にちなむ由来、財布や参拝など人々がしていることを解説。2026年11月〜12月と2027年の日付、天赦日・一粒万倍日との重なりも一覧にしました。
財布を新しくするときや、金運を意識したい日に名前が挙がる寅の日(とらのひ)と巳の日(みのひ)。さらに巳の日の中には、己巳の日(つちのとみのひ)という特別な日もあります。どれも「金運に良い日」とひとまとめに紹介されがちですが、由来も、向いているとされることも少しずつ違います。
この記事では、3つの日の違いと決まり方、毘沙門天・弁財天とのかかわり、それぞれの日に人々がしていること、そして2026年11月〜12月と2027年の日付をまとめました。日付・六曜・干支は当サイトの暦データ(2027年カレンダーと同じ計算)によるものです。
なお、寅の日や巳の日の「ご利益」は、寺社の縁日や民間の言い伝えとして受け継がれてきたものです。効果が確かめられた話ではないので、予定を決めるきっかけや、楽しみの一つとして取り入れるのがおすすめです。
3つの日の違いを一覧で
| 寅の日 | 巳の日 | 己巳の日 | |
|---|---|---|---|
| 読み方 | とらのひ | みのひ | つちのとみのひ |
| 決まり方 | 日の十二支が「寅」 | 日の十二支が「巳」 | 日の干支が「己巳」 |
| めぐる間隔 | 12日ごと | 12日ごと | 60日ごと |
| 2027年の回数 | 30日 | 31日(己巳の日を含む) | 6日 |
| ゆかりの神仏(言い伝え) | 毘沙門天 | 弁財天 | 弁財天 |
| よく選ばれること | 旅行の出発、財布の新調、宝くじ | 弁財天への参拝、芸事・習い事、財布 | 巳の日と同じ。とくに参拝 |
| 避けるとされること(俗信) | 結婚、葬儀 | 結婚・入籍を避ける説もある | 同左 |
※2027年の巳の日31日のうち6日が己巳の日です(当サイトのカレンダーでは己巳の日として別に表示しています)。
寅の日・巳の日はどうやって決まる?
暦では、日にも年と同じように干支(えと)が割り当てられています。十干(甲・乙・丙…)と十二支(子・丑・寅…)を組み合わせた60通りの干支が、毎日1つずつ順番にめぐります。
- 寅の日:その日の十二支が「寅」の日。十二支は12種類なので、12日に1度めぐってきます
- 巳の日:その日の十二支が「巳」の日。こちらも12日に1度です
- 己巳の日:十干が「己(つちのと)」、十二支が「巳」の日。60通りの組み合わせのうちの1つなので、60日に1度、年に6回ほどしかありません
寅の日と巳の日は、十二支の並び(子・丑・寅・卯・辰・巳)で3つ離れているため、寅の日の3日後が必ず巳の日になります。たとえば2027年1月11日(寅の日)の3日後、1月14日は巳の日です。
六曜(大安・仏滅など)や一粒万倍日とはまったく別の決まり方なので、同じ寅の日でも、大安の年もあれば仏滅の年もあります。
寅の日の由来:虎と毘沙門天
「虎は千里行って千里帰る」
寅の日が金運と結びつけられるのは、「虎は一日に千里を行き、千里を帰る」という言葉にちなみます。虎は遠くへ行っても必ず戻ってくる、という意味から、出ていったお金が戻ってくる、旅に出ても無事に帰ってくると縁起をかつぐようになりました。そのため寅の日は、財布の新調や使い始め、旅行の出発日に選ばれることが多い日です。
毘沙門天とのかかわり(寺社の言い伝え)
寅の日は、四天王の一尊で七福神にも数えられる毘沙門天(びしゃもんてん)の縁日とされます。奈良の信貴山朝護孫子寺には、聖徳太子が寅の年・寅の日・寅の刻に毘沙門天を感得したという寺伝があり、虎が毘沙門天の使いとされるようになったと伝わります。京都の鞍馬寺など、毘沙門天を祀る寺院では寅の日や初寅(その年最初の寅の日)に参拝する習わしがあります。
いずれも寺社に伝わる由緒であり、歴史的な事実として確かめられたものではありません。
寅の日に避けるとされること
「戻ってくる」という意味が、かえって嫌われる場面もあります。
- 結婚・入籍:「出戻る」に通じるとして避ける人がいます
- 葬儀:不幸が「戻ってくる」として避ける地域があります
どちらも語呂合わせによる俗信で、気にするかどうかは家や地域によって大きく違います。
巳の日の由来:蛇と弁財天
蛇は弁財天の使い
巳(み)は動物では蛇にあたります。蛇は七福神の弁財天(べんざいてん)の使い、あるいは化身とされてきたことから、巳の日は弁財天の縁日になりました。
弁財天のもとは、インドの川の女神サラスヴァティーとされます。水の流れる音から音楽や弁舌、学問の神として信仰され、日本ではもともと「弁才天」と書かれていました。のちに財宝の神としての性格が強まり、「弁財天」の字が広く使われるようになったといわれます。
そのため巳の日は、金運だけでなく音楽・芸事・学問にも縁起が良い日とされ、習い事を始める日に選ぶ人もいます。また、蛇が脱皮を繰り返すことから「再生」「生まれ変わり」の象徴とする解釈もあります。
巳の日に避けるとされること
「弁財天は女神なので、夫婦で参拝すると嫉妬される」「巳の日の結婚は避けたほうがいい」といった言い伝えもありますが、根拠のはっきりしない俗信です。夫婦や家族で弁財天にお参りする人も多く、気にしすぎる必要はありません。
己巳の日はなぜ特別?
己巳の日は、巳の日のうち十干が「己」の日です。弁財天の縁日の中でも、とくに縁起が良い日として大切にされてきました。
己(つちのと)は五行で「土」にあたり、田畑や大地を表します。そこから「土台」「蓄え」と結びつけて、金運を育てる日と説明されることもありますが、これは後から付けられた解釈の一つです。60日に1度しかめぐってこない、という希少さが特別視される大きな理由といえます。
弁財天を祀る寺社では、己巳の日に特別な祈祷や御朱印を用意しているところもあります。参拝を予定するときは、各寺社の案内を確認してください。
用語の解説は寅の日・巳の日・己巳の日の用語集にもまとめています。
寅の日・巳の日に人々がしていること
よく選ばれること
- 財布の新調・使い始め:寅の日は「お金が戻る」、巳の日は「金運の神様の日」として、どちらも人気です
- 旅行の出発:寅の日に出発すると無事に帰れる、という縁起かつぎ
- 宝くじの購入:楽しみとして日を選ぶ人が多い日です。当選確率が変わるわけではありません
- 寺社への参拝:寅の日は毘沙門天、巳の日・己巳の日は弁財天を祀る寺社へ
- 習い事・芸事を始める:巳の日は弁財天にちなんで
- お金まわりの見直し:家計簿をつけ始める、口座やサブスクリプションを整理する
取り入れるときのコツ
- 予定を詰め込まない:吉日だからといって大きな買い物を急ぐ必要はありません。普段から欲しかったもの、必要なものに限るのが安心です
- 「始める日」として使う:財布の使い始めに合わせて、レシートやカードを整理する、支出のルールを決めるなど、行動を1つセットにすると意味が出てきます
- 合わない日は別の日に:寅の日も巳の日も12日ごとにめぐってきます。都合が合わなければ次を待てば十分です
2026年11月〜12月の寅の日・巳の日
| 月 | 寅の日 | 巳の日 |
|---|---|---|
| 11月 | 12日(木)先勝・24日(火)先勝 | 3日(火・祝)友引・15日(日)仏滅・27日(金)仏滅 |
| 12月 | 6日(日)先勝・18日(金)友引・30日(水)友引 | 9日(水)大安・21日(月)己巳の日・大安 |
2026年最後の己巳の日は12月21日(月)で、大安と重なりますが、凶日の不成就日でもあります。11月12日と12月6日の寅の日も不成就日と重なります。気にする場合は、新月と大安が重なる12月9日(水)の巳の日や、12月18日(金)の寅の日が候補になります。翌22日は冬至で、年内最後の天赦日は12月16日(水)です。年内に残るほかの吉日は2026年開運カレンダーにまとめています。
2027年の己巳の日(6日)
| 日付 | 六曜 | 重なる吉日など |
|---|---|---|
| 2月19日(金) | 先勝 | 雨水の日 |
| 4月20日(火) | 仏滅 | 穀雨の日 |
| 6月19日(土) | 先勝 | 一粒万倍日・満月 |
| 8月18日(水) | 大安 | - |
| 10月17日(日) | 友引 | - |
| 12月16日(木) | 大安 | - |
土日に当たるのは6月19日(土)と10月17日(日)です。6月19日は一粒万倍日と重なり、9時44分(日本時間)に満月を迎えます。
2027年の寅の日・巳の日(月別)
| 月 | 寅の日 | 巳の日(太字は己巳の日) |
|---|---|---|
| 1月 | 11・23 | 2・14・26 |
| 2月 | 4・16・28 | 7・19 |
| 3月 | 12・24 | 3・15・27 |
| 4月 | 5・17・29 | 8・20 |
| 5月 | 11・23 | 2・14・26 |
| 6月 | 4・16・28 | 7・19 |
| 7月 | 10・22 | 1・13・25 |
| 8月 | 3・15・27 | 6・18・30 |
| 9月 | 8・20 | 11・23 |
| 10月 | 2・14・26 | 5・17・29 |
| 11月 | 7・19 | 10・22 |
| 12月 | 1・13・25 | 4・16・28 |
2月4日(木)の寅の日は、ちょうど立春です。暦の上で春が始まり、干支や九星の年が切り替わる日でもあるため、「春財布」の使い始めに選ぶ人もいるでしょう。立春と節分については節分と立春の記事で紹介しています。
ほかの吉日と重なる日
| 日付 | 重なり | 六曜 |
|---|---|---|
| 2月28日(日) | 寅の日・天赦日 | 仏滅 |
| 3月12日(金) | 寅の日・一粒万倍日 | 赤口 |
| 3月24日(水) | 寅の日・一粒万倍日 | 赤口 |
| 4月29日(木・祝) | 寅の日・天赦日 | 先勝 |
| 6月7日(月) | 巳の日・一粒万倍日 | 先勝 |
| 6月19日(土) | 己巳の日・一粒万倍日 | 先勝 |
| 7月1日(木) | 巳の日・一粒万倍日 | 先勝 |
天赦日と重なる寅の日は2回あり、4月29日は祝日(昭和の日)です。2027年の寅の日・巳の日で不成就日と重なるのは、7月25日(日)の巳の日だけです。六曜も気にしたい場合、2027年に寅の日と大安が重なるのは10月2日(土)・14日(木)・26日(火)、巳の日と大安が重なるのは1月2日(土)・8月6日(金)・8月18日(水・己巳の日)・8月30日(月)・12月4日(土)・12月16日(木・己巳の日)です。
天赦日・一粒万倍日・甲子の日を含めた2027年の吉日の全体は、2027年開運日カレンダーにまとめています。
よくある質問
寅の日と巳の日、財布を新しくするならどちらがいいですか?
A. どちらも財布の新調によく選ばれる日です。「使ったお金が戻ってくる」という意味を重視するなら寅の日、金運の神様の縁日を重視するなら巳の日、という選び方があります。どちらか迷ったら、使い始めたい時期に近い日で十分です。
己巳の日は2027年に何回ありますか?
A. 当サイトの暦データでは、2月19日・4月20日・6月19日・8月18日・10月17日・12月16日の6回です。
寅の日に結婚や入籍をしてはいけませんか?
A. 「出戻る」に通じるとして避ける俗信はありますが、法律や宗教上の決まりではありません。家族に気にする人がいるかどうかで決めるとよいでしょう。日取りの決め方は六曜と結婚式・引っ越しの記事も参考にしてください。
寅の日・巳の日は毎年同じ日付ですか?
A. いいえ。干支は60日周期でめぐり、1年(365日または366日)とは割り切れないため、日付は毎年変わります。
まとめ
- 寅の日・巳の日は日の十二支で決まり、どちらも12日ごと。己巳の日は60日ごとの特別な巳の日
- 寅の日は「千里行って千里帰る」虎と毘沙門天、巳の日・己巳の日は蛇と弁財天にちなむ言い伝え
- 財布の新調、旅行、参拝、習い事のきっかけとして楽しむのがちょうどよい付き合い方
- 2026年最後の己巳の日は12月21日(大安・不成就日)。2027年の己巳の日は6回で、6月19日は一粒万倍日・満月と重なる
この記事の日付は毎年更新します。日ごとの六曜は六曜カレンダーでも確認できます。
参考にした情報
- 当サイトの暦データ(2026年カレンダー・2027年カレンダー)
- 信貴山朝護孫子寺・鞍馬寺など、毘沙門天・弁財天を祀る寺院の由緒(寺伝として紹介)
この記事について
この記事はAIの補助を使って下書きし、運営者が内容と日付を確かめてから公開しています。暦の日付は天文計算で求め、春分・秋分などは国立天文台の公表値と照らし合わせています。占いの内容は楽しみとしてお読みください。