GLOSSARY · 暦注

不成就日とは

読み: ふじょうじゅび

意味

不成就日(ふじょうじゅび)は、「何事も成就しない」とされる凶日です。旧暦の月と日の組み合わせで決まり、約8日に一度、ひと月に3〜5回ほどめぐってきます。

暦の下段や民間の暦(おばけ暦・高島暦など)に記される「選日(せんじつ)」のひとつで、始めたことがうまく実らない日とされます。そのため、結婚・開業・契約・引っ越しなど、新しく始める物事の日取りでは避けられることがあります。

一方で、暦注のなかでは歴史が浅く、由来となる古典もはっきりしていません。一粒万倍日や大安と同じ日に重なることも多いため、どこまで気にするかは人や地域、暦によって分かれます。

語源

江戸時代以降の民間暦に記された選日

不成就日の決まり方

不成就日は、旧暦(太陰太陽暦)の月ごとに決まった日にちで配置されます。二十四節気で区切る節月ではなく、新月の日を1日とする旧暦の月で数える「月切り」の決まり方です。1月と7月、2月と8月というように、6か月離れた月は同じ日になります。

旧暦に閏月がある年は、閏月ももとの月と同じ日を不成就日とします(たとえば2025年の閏6月は6日・14日・22日)。公開されている暦の一覧もこの扱いです。当サイトのカレンダーもこの規則で、天文計算で求めた旧暦の日付から算出しています。

  • 旧暦1月・7月:3日・11日・19日・27日
  • 旧暦2月・8月:2日・10日・18日・26日
  • 旧暦3月・9月:1日・9日・17日・25日
  • 旧暦4月・10月:4日・12日・20日・28日
  • 旧暦5月・11月:5日・13日・21日・29日
  • 旧暦6月・12月:6日・14日・22日・30日

なぜ8日ごとなのか・年に何回あるか

どの月も4つの日が8日おきに並んでいるため、不成就日はおよそ8日ごとにめぐります。ただし旧暦の月の変わり目で間隔がずれるので、新暦で見ると間隔が3日になったり10日になったりすることもあります。旧暦の月は29日か30日なので、6月・12月の30日は月によっては存在しません。

当サイトのデータでは、2026年は49日、2027年は48日です。新暦の1か月に3〜5回ほどあります。

避けたいとされること

「成就しない」という名前から、結果を期待して始める物事は控えたほうがよいとされます。反対に、ふだんどおりの家事や仕事、休息まで避ける必要はないと考えられています。

  • 避けたいとされること:入籍・結婚式、開業・開店、契約、引っ越し、新しい習い事や事業を始める、願掛け、高額な買い物
  • 差し支えないとされること:いつもどおりの仕事や家事、掃除や片付け、休息、これまで続けてきたことを続ける

一粒万倍日・天赦日・大安と重なったら

不成就日は旧暦の月日で決まり、一粒万倍日や天赦日は節月と日の干支で決まるため、互いに関係なく重なります。2026年は不成就日のうち7日が一粒万倍日と重なり、7月19日は天赦日・一粒万倍日・大安に不成就日が重なります。2027年も9月26日の天赦日・一粒万倍日が不成就日と重なります。

また、旧暦の月日の組み合わせ上、不成就日の六曜は必ず先勝・先負・大安のどれかになり、2026年は49日のうち14日が大安です。「大安なのに不成就日」という日がよくあるのはこのためです。

重なったときの考え方は分かれます。「不成就日が吉日の効果を打ち消す(吉日が半減する)」として別の日を選ぶ人もいれば、「天赦日は凶日の障りを除く」「一粒万倍日の良さを優先する」と考える人もいます。決まった正解はないので、周りの人が気にするかどうかと、自分が納得できるかで選んでかまいません。

暦による違いと、気にしすぎないために

不成就日を載せていない暦もあり、載せている暦でも、旧暦の計算が1日ずれると不成就日も1日ずれます。当サイトの日付は、2026年・2027年の公開されている複数の暦の一覧と照らし合わせて一致を確認しています。

不成就日は縁起を担ぐための暦注で、この日に始めたことが必ず失敗するという意味ではありません。予定を動かせないときは、その日を「準備を整える日」と考えるのもひとつの方法です。どうしても気になる大切な日取りは、式場や神社にも相談すると安心です。

不成就日の日付一覧(2026年と2027年)

天文計算で求めた旧暦の月日から計算しています。一粒万倍日・天赦日と重なる日は強調して表示しています。

2026年(49日)

1月 1日(木) 9日(金) 17日(土) 24日(土)
2月 1日(日) 9日(月) 19日(木) 27日(金)
3月 7日(土) 15日(日) 20日(金) 28日(土)
4月 5日(日) 13日(月) 17日(金) 25日(土)
5月 3日(日) 11日(月) 20日(水) 28日(木)
6月 5日(金) 13日(土) 19日(金) 27日(土)
7月 5日(日) 13日(月) 19日(日) 27日(月)
8月 4日(火) 12日(水) 15日(土) 23日(日) 31日(月)
9月 8日(火) 12日(土) 20日(日) 28日(月)
10月 6日(火) 11日(日) 19日(月) 27日(火)
11月 4日(水) 12日(木) 20日(金) 28日(土)
12月 6日(日) 13日(日) 21日(月) 29日(火)

2027年(48日)

1月 6日(水) 13日(水) 21日(木) 29日(金)
2月 6日(土) 9日(火) 17日(水) 25日(木)
3月 5日(金) 9日(火) 17日(水) 25日(木)
4月 2日(金) 7日(水) 15日(木) 23日(金)
5月 1日(土) 9日(日) 17日(月) 25日(火)
6月 2日(水) 9日(水) 17日(木) 25日(金)
7月 3日(土) 9日(金) 17日(土) 25日(日)
8月 4日(水) 12日(木) 20日(金) 28日(土)
9月 2日(木) 10日(金) 18日(土) 26日(日) 30日(木)
10月 8日(金) 16日(土) 24日(日)
11月 1日(月) 9日(火) 17日(水) 25日(木)
12月 2日(木) 10日(金) 18日(土) 26日(日)

日付はFortune Canvasが天文計算で求めた暦データにもとづきます。暦の種類によっては1日ずれる場合があります。月ごとの一覧は 2026年の開運日カレンダー2027年の開運日カレンダー 六曜カレンダー でも確認できます。

参考資料

よくある質問

Q. 不成就日は月に何回ありますか?
A. 旧暦の1か月に4回あり、新暦の1か月では3〜5回ほどです。当サイトのデータでは2026年は49日、2027年は48日あります。
Q. 不成就日と一粒万倍日が重なったらどうすればいいですか?
A. 吉日の効果が打ち消されるとして別の日を選ぶ人もいれば、一粒万倍日を優先する人もいます。決まりはないので、周りの人が気にするかと、自分が納得できるかで決めて問題ありません。
Q. 不成就日に入籍や引っ越しをしてもいいですか?
A. 不成就日は新しく始めることを避ける日とされるため、気にする人は別の日を選びます。ただし法律や宗教上の決まりではないので、都合の良い日を優先してもかまいません。家族や相手が気にする場合は、事前に相談しておくと安心です。
Q. 不成就日は節月で数えるのですか?
A. 一般に公開されている暦の一覧は、新月を1日とする旧暦の月で数えています(月切り)。当サイトもこの数え方で、閏月はもとの月と同じ日としています。

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