満月とは
読み: まんげつ
意味
太陽と月が地球を挟んで反対側にあり、月が完全に見える状態。完成・収穫・解放を象徴する。
満月(まんげつ)は、地球をはさんで月と太陽が反対側に並び、太陽の光を受けた月の面がまるごと地球に向いて、まん丸に見える状態のことです。暦の言葉では「望(ぼう)」とも呼ばれます。
新月からおよそ14〜15日で満月になり、そこから月は欠けていきます。夜じゅう空に明るく輝く満月は、昔から月見や祭りの日として親しまれ、現代では「満ちる」「実る」「手放す」を象徴する日としても知られています。
語源
天文学・占星術
満月の仕組み
月は太陽の光を反射して輝いています。月が地球をはさんで太陽の反対側に来ると、照らされた面がすべて地球側を向くため、丸く見えます。天文学では「月と太陽の黄経の差が180度になる瞬間」を満月としています。
満月は夕方ごろ東の空から昇り、真夜中に南の空高く上がり、明け方に西へ沈みます。一晩中月が見られるのが満月の特徴です。
月の通り道は少し楕円形をしているため、地球に近いときの満月は大きく明るく見え、「スーパームーン」と呼ばれることがあります。また、月の通り道が太陽と地球を結ぶ線とちょうど重なる満月の日には、月食が起こることがあります。
旧暦15日・十五夜との関係
旧暦では新月の日を1日とするため、満月はおよそ旧暦15日前後にあたります。「十五夜」という言葉もここから来ています。ただし、新月から満月までの日数は月の軌道の関係で毎回少しずつ異なり、満月が旧暦の16日や17日になることも珍しくありません。
そのため、旧暦8月15日の「中秋の名月(十五夜)」が、天文学的な満月の日と1〜2日ずれる年もよくあります。お月見は満月の瞬間ではなく、旧暦の日付で楽しむ行事なのです。当サイトの暦データには満月の日付一覧はありませんので、正確な満月の日時は国立天文台などの情報をご確認ください。
満月にまつわる習わし
日本では十五夜や十三夜に、すすきや団子を供えて月を愛でる習慣があります。また、現代の西洋占星術やスピリチュアルな文化では、満月は「実りと手放し」の時期とされ、次のような過ごし方が親しまれています。
- 新月に立てた目標を振り返り、できたことに感謝する
- 不要になった物や習慣を手放す、片づけをする
- 月光浴をしたり、ゆっくり月を眺めたりして過ごす
- その満月が何座で起こるかに注目し、星座のテーマで振り返る
ほかの暦との組み合わせ
満月の日は旧暦では15日前後にあたるため、六曜は月ごとの並びで決まります。また、満月は太陽と月が正反対の位置にあるため、西洋占星術では満月の月は太陽と反対の星座にあり、二つの星座のテーマのバランスを考える日とされています。
よくある誤解
「満月は必ず旧暦15日」「十五夜は必ず満月」というのはよくある誤解で、実際には1〜2日ずれることがよくあります。また、「満月の夜は事故や出産が増える」「満月は体調を崩しやすい」といった話もよく聞かれますが、月の満ち欠けと体調の関係は科学的にははっきりしていません。満月は、気持ちを振り返るきっかけとして穏やかに楽しみましょう。
よくある質問
- Q. 満月は毎月何日ですか?
- A. 新月からおよそ14〜15日後で、旧暦では15日前後にあたりますが、16日や17日になることもあります。新暦の日付は毎月変わります。
- Q. 十五夜と満月は同じ日ですか?
- A. 同じ日になる年もありますが、1〜2日ずれる年も多くあります。十五夜は旧暦8月15日という日付で決まり、満月は天体の位置で決まるためです。
- Q. 満月にしてはいけないことはありますか?
- A. 暦や天文学の上で決まった禁止事項はありません。占星術では「手放し」の時期とされ、新しいことを始めるより振り返りに向くと考える人が多いようです。