エンパスとは
読み: えんぱす
意味
他人の感情や場の雰囲気を、まるで自分のことのように強く感じ取る人を指す言葉です。主にスピリチュアルや自己啓発の分野で使われ、心理学や医学の用語ではありません。
エンパスは英語の empath をカタカナにした言葉で、「えんぱす」と読みます。共感を意味する empathy(エンパシー)と同じ語源で、他人の気持ちに強く共鳴する人、という意味で使われます。
スピリチュアルの分野では、相手の感情やエネルギーを受け取ってしまう体質として語られることがあります。一方で、学術的に定義された概念ではないため、使う人によって意味に幅があります。
語源
英語の empathy(共感)から生まれた言葉 empath に由来します
言葉の背景
empath という言葉は、もともとSF作品などで他人の感情を読み取る能力を持つ人物を指して使われてきたとされます。近年は、自己啓発やスピリチュアルの書籍、SNSなどを通じて「共感しすぎて疲れてしまう人」を表す言葉として広まりました。
よく挙げられる特徴
エンパスについて書かれた本やサイトでは、次のような特徴がよく紹介されています。
- 落ち込んでいる人のそばにいると、自分まで気分が沈む
- 人混みや緊張した場の空気に疲れやすい
- 相手が言葉にしない気持ちに気づきやすい
- 一人で過ごして気持ちを回復させる時間が必要
HSP・共感との違い
共感(エンパシー)は、心理学でも研究されている一般的な心の働きで、誰にでも程度の差はあれ備わっています。HSPは、心理学者エレイン・アーロンが提唱した、刺激に敏感な気質を指す概念です。
エンパスはこれらと重なる部分がありますが、「他人のエネルギーを受け取る」といったスピリチュアルな説明が加わることが多い点で異なります。HSPの特徴のひとつとして共感しやすさが挙げられるため、二つを混同して使う人もいます。
よくある誤解
エンパスは診断名ではなく、「エンパスだから特別な能力がある」「エンパスは損をする」と決めつけられるものでもありません。チェックリストの項目は多くの人に当てはまりやすいものも含まれるため、自分を知るヒントのひとつとして気軽に受け止めるのがよいでしょう。人の感情に振り回されて日常生活がつらいと感じるときは、専門家に相談することも選択肢です。
よくある質問
- Q. エンパスは心理学の用語ですか?
- A. いいえ。主にスピリチュアルや自己啓発の分野で使われる言葉で、心理学や医学で定義された用語ではありません。
- Q. エンパスとHSPは同じですか?
- A. 重なる部分はありますが同じではありません。HSPは心理学者が提唱した気質の概念で、エンパスはスピリチュアルな意味合いを含んで使われることが多い言葉です。
- Q. 共感しすぎて疲れるときはどうすればいいですか?
- A. 一人で過ごす時間をつくる、疲れる場所や相手と距離をとるなど、自分のペースを守る工夫がよく紹介されます。つらさが続く場合は専門家に相談してください。