ルノルマンとは
読み: るのるまん
意味
ルノルマンカードは、騎手・家・木・犬など身近なものが描かれた36枚のカードを組み合わせて、具体的な出来事を読み解く占いです。
ルノルマンは「ルノルマン」と読み、フランス語の Lenormand に由来します。各カードには1から36までの番号と、騎手・クローバー・船・家・木・雲・蛇・棺・花束・鎌・鞭・鳥・子ども・狐・熊・星・コウノトリ・犬・塔・庭園・山・道・ネズミ・ハート・指輪・本・手紙・男性・女性・百合・太陽・月・鍵・魚・錨・十字架の絵が描かれています。
タロットに比べて絵柄が具体的で、象徴も日常的なものが多いため、「いつ・誰と・何が起きそうか」といった現実的な問いに向いているといわれます。
語源
マリー・アンヌ・ルノルマン(1772-1843)
名前の由来と歴史
名前は、19世紀初めのフランスで有名だった占い師マリー・アンヌ・ルノルマンにちなみます。ただし彼女自身がこの36枚のカードを作ったわけではありません。もとになったのは18世紀末のドイツで出版された「希望のゲーム」と呼ばれるすごろく遊び用のカードで、彼女の死後、その名声にあやかって「ルノルマン」の名で売り出されたとされています。
ヨーロッパでは長く親しまれてきましたが、日本で広く知られるようになったのは比較的最近のことです。
読み方の特徴
ルノルマンは、1枚ずつではなく隣り合うカードを組み合わせて文章のように読むのが特徴です。たとえば「手紙」と「ハート」なら愛情のこもった知らせ、「船」と「家」なら引っ越しや住まいの変化、というように読みます。
逆位置は使わないのが一般的です。カードの意味はおおまかに良い・悪い・中立の傾向があり、良いカードの隣に注意を促すカードが来れば、その意味を和らげて読むといった考え方をします。
- 1枚引き…今日の出来事やテーマのヒント
- 3枚引き…左から順に一つの文として読む
- グラン・タブロー…36枚すべてを並べ、カード同士の位置関係から全体を読む
タロットとの違い
タロットが心理やテーマを深く掘り下げるのに向いているのに対し、ルノルマンは出来事や状況を具体的に読むのに向いているといわれます。両方を組み合わせて、タロットで気持ちを、ルノルマンで状況を見るという使い方をする人もいます。
よくある誤解として「棺」「鎌」などのカードを怖がる方がいますが、棺は区切りや休息、鎌は素早い決断や刈り取りなど、出来事の性質を表すものとして読みます。
よくある質問
- Q. ルノルマン夫人がカードを作ったのですか?
- A. いいえ。彼女の死後に、その名を冠して売り出されたカードだとされています。本人が使っていた占いの方法は、はっきりとはわかっていません。
- Q. 初心者はタロットとルノルマンのどちらから始めるべきですか?
- A. どちらからでも始められます。カードの枚数が少なく絵柄が身近なルノルマンは覚えやすく、心の動きを深く見たい場合はタロットが向いています。
- Q. 逆位置はありますか?
- A. 一般的には使いません。向きではなく、隣り合うカードとの組み合わせで意味を調整します。