TAROT MAJOR ARCANA · 大アルカナ22枚

タロット大アルカナの意味一覧

0番の愚者から21番の世界まで、22枚の大アルカナの一覧です。各カードのページでは、ライダー版の絵柄、作者ウェイトが挙げた原典の意味、現代の読み方を分けて紹介しています。

00

愚者

The Fool

新しい旅の始まり、無限の可能性

01

魔術師

The Magician

意志の力で望みを現実にする

02

女教皇

The High Priestess

直感と内なる叡智の声を聞く

03

女帝

The Empress

豊穣と創造性の実り

04

皇帝

The Emperor

揺るがない秩序とリーダーシップ

05

教皇

The Hierophant

伝統と学びの導き

06

恋人

The Lovers

選択と結びつきの瞬間

07

戦車

The Chariot

意志の力で困難を突破する

08

力

Strength

内なる強さと優しさで困難を制する

09

隠者

The Hermit

内省と孤独の中の叡智

10

運命の輪

Wheel of Fortune

運命の転換点、変化のサイクル

11

正義

Justice

公正な判断と因果の法則

12

吊るされた男

The Hanged Man

視点の転換と自己犠牲

13

死神

Death

終わりと新しい始まりの門

14

節制

Temperance

調和と統合の錬金術

15

悪魔

The Devil

欲望と束縛からの解放

16

塔

The Tower

突然の崩壊、真実の露呈

17

星

The Star

希望と癒し、未来への光

18

月

The Moon

潜在意識の闇と幻想

19

太陽

The Sun

喜びと成功、輝く未来

20

審判

Judgement

覚醒と過去の清算、新しい召命

21

世界

The World

完成と統合、旅の終着点

大アルカナとは

大アルカナは、タロット78枚のうち、0番の愚者から21番の世界までの22枚の切り札です。一枚ごとに人物や象徴的な場面が描かれています。 占いでは、カードが正しい向きで出た「正位置」と、上下逆さまで出た「逆位置」で読み方を変えます。「大アルカナ」「小アルカナ」という呼び名は19世紀フランスのオカルト著述家が使い始めたもので、カードゲームの遊び手は使いません。

ゲームの札から占いの道具へ

タロットはもともと占いの道具ではありませんでした。記録に残る最初のタロットは1440〜1450年ごろの北イタリア(ミラノ、フェラーラ、フィレンツェ、ボローニャ)のもので、 ふつうの4スートのトランプに寓意画の切り札(トリオンフィ)を加えた、トリックテイキング型のカードゲーム用の札でした。現存する最古の札は、ミラノの領主のために描かれたヴィスコンティ=スフォルツァ版です。

占いに使われたことがはっきりわかるのは18世紀になってからです。1781年、パリの学者クール・ド・ジェブランが大著『原始世界』第8巻で、タロットは古代エジプトの知恵を伝える書物の名残だと唱えました(エジプト起源を示す証拠はなく、のちの研究で否定されています)。 続いて占い師エテイヤ(本名ジャン=バティスト・アリエット)が1783年ごろから占いの方法を発表し、札ごとの正位置・逆位置の意味を一覧にまとめました。 19世紀にはエリファス・レヴィが大アルカナとヘブライ文字22字を結びつけ、その考えがイギリスの魔術結社・黄金の夜明け団(1888年創設)に受け継がれます。

ライダー版(ウェイト=スミス版)

このサイトの絵柄の説明と札の番号は、1909年12月にロンドンのライダー社から出たタロットに合わせています。黄金の夜明け団の団員だったA. E. ウェイトが内容を指示し、同じく団員の画家パメラ・コールマン・スミスが78枚すべてを描きました。 2〜10の数札にまで場面を描き込んだことが大きな特徴で、今日出回っている多くのデッキの手本になっています。

ウェイトは翌1910年に解説書『The Pictorial Key to the Tarot』を出し、一枚ずつ絵柄を説明したうえで、正位置と逆位置の「占いの意味」を並べました。 ただしウェイト自身は、大アルカナに占いの意味を当てることを「長く続いた無礼」と書くほど距離を置いており、意味の一覧には「星=喪失・盗難」のように、いまの解説書とかなり違う語も並んでいます。 各カードのページでは、この原典の意味の和訳と、このサイトの現代的な読み方を分けて載せています。

各カードのページの読み方

各カードのページは次の順に並んでいます。

  • ライダー版の絵柄:ウェイトの解説書の記述をもとにした、札に描かれているものの説明。
  • 正位置・逆位置の読み方:このサイトの現代的な読み方と、ウェイトが挙げた意味の和訳、その違いについての解説。
  • 恋愛・仕事・金運・健康:現代の占いでよく使われる分野別の読み方。占いとしての目安です。
  • 黄金の夜明け団の対応:ヘブライ文字、元素・惑星・星座、団の文書「Book T」での称号。

一枚引きで読むときは、まず絵柄をよく見て何が起きている場面かをつかみ、そのうえで正位置か逆位置かを確かめると、意味の一覧だけを覚えるより読みやすくなります。 逆位置を使わずに正位置だけで読む人も少なくありません。

黄金の夜明け団の対応一覧

黄金の夜明け団は愚者をヘブライ文字の最初の字アレフに当て、22枚を22字に順に対応させました。力(8番)と正義(11番)の入れ替えも、この対応に合わせたものです。

「愚者の旅」という読み方

大アルカナを、0番の愚者が旅に出て成長していく物語として読む見方があります。 「愚者の旅」というたとえを初めて使ったのは、アメリカのイーデン・グレイの1970年の解説書とされる比較的新しい読み方で、1〜21番を7枚ずつ3つの段階に分けて説明されることがよくあります。

1〜7 — 自分を形づくる段階

魔術師から戦車まで。意志・知恵・豊かさ・社会のルール・選択を身につけ、自分の力で進み出すまでを描きます。

8〜14 — 内面と向き合う段階

力から節制まで。内なる強さ、孤独な探究、運命の転機、公正さ、犠牲と終わりを経て、調和を取り戻すまでを描きます。

15〜21 — 魂が変容する段階

悪魔から世界まで。執着や崩壊を通り抜け、希望・不安・喜びを経て、再生と完成にたどり着くまでを描きます。

小アルカナ56枚

小アルカナは4つのスートに、エース〜10の数札とペイジ・ナイト・クイーン・キングの人物札が14枚ずつ入っています。 ウェイトは、小アルカナとふつうのトランプの違いはわずかで、カップがハートに入れ替わっている程度だと書いています。

ワンド(火)
情熱・行動・創造・キャリア
カップ(水)
感情・愛・直感・関係
ソード(風)
思考・言葉・葛藤・真実
ペンタクル(地)
物質・仕事・お金・健康

56枚すべてはタロット小アルカナ一覧にまとめています。実際に一枚引いてみたいときは、タロット占いをどうぞ。

参考資料

よくある質問

大アルカナと小アルカナのちがいは何ですか?

一般的なタロットは78枚で、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナに分かれます。大アルカナは人生の大きなテーマや転機を表し、小アルカナはワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4つのスートで日常の具体的な出来事や気持ちの動きを表します。初めての方は、大アルカナ22枚だけで占っても十分に楽しめます。

逆位置が出たら悪い意味ですか?

必ずしも悪い意味ではありません。逆位置は、そのカードの力が弱まっている・行きすぎている・内側に向いている状態として読むのが一般的です。もともと厳しい意味のカードでは、逆位置が回復や抜け出す兆しを表すこともあります。逆位置を使わずに、正位置だけで占う読み方もあります。

「力」と「正義」の番号が8と11だったり11と8だったりするのはなぜですか?

デッキによって番号がちがうためです。古いマルセイユ版では正義が8、力が11ですが、広く使われているウェイト版(ライダー版)では、占星術との対応を整えるために力を8、正義を11に入れ替えています。このサイトはウェイト版の番号にしています。

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