GLOSSARY · 占星術

水星逆行とは

読み: すいせいぎゃっこう

意味

水星逆行とは、地球から見たときに水星が星座の間を通常とは逆向きに動いているように見える現象のことです。西洋占星術では、連絡・移動・契約など水星が象徴する分野で見直しが必要になりやすい時期とされます。

水星逆行は「すいせいぎゃっこう」と読みます。水星はふだん、星座の上を牡羊座→牡牛座→双子座…の順に進んでいきますが、ある時期だけ後戻りしているように見えます。これが逆行です。

実際に水星が軌道を逆走しているわけではなく、地球と水星の位置関係によって生じる見かけの動きです。

語源

英語 Mercury retrograde。retrograde はラテン語で「後ろへ進む」の意味

逆行が起こる仕組み

水星は地球より内側を、地球より速く太陽のまわりを回っています。水星が地球を追い越していく前後の時期には、地球から見た水星の位置が、背景の星座に対して後ろ向きに動いているように見えます。高速道路で隣の車を追い越すとき、相手の車が後ろに下がって見えるのと似た現象です。

逆行は水星に限らず、金星・火星・木星・土星など太陽と月以外の天体すべてに起こります。水星は公転が速いため逆行の頻度が高く、話題にのぼりやすい天体です。

期間と頻度

水星逆行は年に3回ほど起こり、1回あたりおよそ3週間続きます。逆行の始まりと終わりには、水星が止まって見える「留(りゅう、ステーション)」があります。占星術では、逆行の前後で水星が同じ範囲を通る期間を「シャドー期間」と呼び、あわせて意識する人もいます。

占星術での意味

水星は占星術で知性・言葉・コミュニケーション・情報・移動・交渉などを表す天体です。そのため水星逆行の時期は、連絡の行き違い、予定の変更、機器の不調、書類の見落としなどが起こりやすいと説明されます。

一方で、逆行の「re(再び)」にちなんで、見直す・やり直す・振り返る・再会するといったことに向いた時期とも読まれます。進めてきた計画を点検したり、昔の友人と連絡を取ったりするのによいとされます。

  • メールや契約書は送る前にもう一度確認する
  • 移動は時間に余裕をもって計画する
  • データのバックアップをとっておく
  • 新しく始めるより、途中のことを仕上げる・整理する

よくある誤解

水星逆行の時期に不運なことが必ず起こるわけではありません。占星術ではあくまで傾向を示すもので、天体の見かけの動きが日常の出来事を引き起こすという科学的な根拠はありません。年に約3回、合わせて2か月以上ある時期なので、過度に恐れず、確認や見直しを心がけるきっかけとして使うのがおすすめです。

よくある質問

Q. 水星逆行中に契約や買い物をしてはいけませんか?
A. 占星術では慎重にしたほうがよいとされますが、避けなければならないものではありません。必要なことは内容をよく確認したうえで進めれば問題ありません。
Q. 水星逆行はどのくらいの頻度で起こりますか?
A. 年に3回ほど、1回あたり約3週間です。年によっては、年をまたぐものも含めて4回の逆行期間にかかることもあります。
Q. ほかの惑星にも逆行はありますか?
A. あります。太陽と月以外の惑星はすべて逆行します。外側の惑星ほど逆行期間が長くなります。

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