GLOSSARY · 占星術

ホロスコープとは

読み: ほろすこーぷ

意味

ホロスコープとは、ある瞬間・ある場所から見た太陽・月・惑星の位置を、12星座と12ハウスの円の上に描いた図のことです。西洋占星術では、生まれた瞬間のホロスコープ(出生図)をもとに性格や傾向を読み解きます。

ホロスコープは「ほろすこーぷ」と読み、日本語では天宮図(てんきゅうず)や出生図とも呼ばれます。英語ではバースチャート(birth chart)やネイタルチャート(natal chart)ということも多いです。

日本では「今週のホロスコープ」のように星占いの記事そのものを指して使われることもありますが、占星術の用語としては、天体の配置を描いた図そのものを意味します。

語源

ギリシャ語 hōroskopos(時を見るもの)。もとは東の地平線から昇る点(アセンダント)を指したとされます

由来と歴史

語源のギリシャ語 hōroskopos は「時(hōra)を見る(skopos)もの」という意味で、もともとは生まれた時刻に東の地平線から昇っていた点、つまり現在のアセンダントを指していたとされます。のちに図全体を指す言葉として使われるようになりました。

個人の誕生時の天体配置から運命を読む考え方は、古代メソポタミアの天文観測を土台に、ヘレニズム時代のエジプト・ギリシャ世界で体系化されたといわれます。新聞や雑誌で誕生星座別の星占いが広く読まれるようになったのは20世紀に入ってからです。

ホロスコープを作るのに必要な情報

出生図を作るには、生年月日・生まれた時刻・生まれた場所の3つが必要です。太陽や惑星の星座は生年月日だけでもおおよそわかりますが、月は約2〜3日で星座を移るため、日によっては時刻がないと確定できません。アセンダントやハウスは時刻と場所で大きく変わるため、正確な出生時刻がわかるほど細かく読めます。

現在は天体の位置を天文暦(エフェメリス)から計算するソフトやウェブサービスで、誰でも簡単にホロスコープを作れます。

ホロスコープを構成する4つの要素

ホロスコープは主に次の4つの要素の組み合わせで読みます。

  • 天体:太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体が一般的。何が働くか(心の機能やテーマ)を表します
  • 星座(サイン):天体がどの星座にあるか。どのように働くか(性質やスタイル)を表します
  • ハウス:天体が12ハウスのどこにあるか。人生のどの分野で働くかを表します
  • アスペクト:天体どうしの角度。天体同士がどのように影響し合うかを表します

読み方の基本

初めて読むときは、太陽星座・月星座・アセンダントの3つから見るのがおすすめです。太陽は人生の目的や意識的な自分、月は感情や素の自分、アセンダントは第一印象や外に向けた振る舞いを表すとされます。そのうえで、天体の入っているハウスや目立つアスペクトに目を向けると、図全体の特徴がつかみやすくなります。

出生図だけでなく、現在の天体の動きと出生図を重ねるトランジット、二人の出生図を比べるシナストリーなど、ホロスコープは用途に応じてさまざまな形で使われます。

よくある誤解

雑誌やテレビの「◯◯座の運勢」は、太陽星座だけで12通りに分けた簡易的な読み方です。本来のホロスコープは一人ひとりの生まれた時刻と場所によって異なり、同じ星座の人でも内容はかなり違ってきます。

また、占星術で使う12星座(サイン)は、春分点を起点に黄道を12等分した区分で、夜空に見える星座の位置とは一致しません。

よくある質問

Q. 出生時刻がわからなくてもホロスコープは作れますか?
A. 作れます。その場合は正午などの仮の時刻で作るのが一般的です。天体の星座はおおむね読めますが、アセンダントやハウス、日によっては月の星座が不確かになります。
Q. ホロスコープと星座占いの違いは何ですか?
A. 星座占いは太陽星座だけで判断する簡易版で、ホロスコープは10天体・12星座・12ハウス・アスペクトを総合して読むものです。
Q. どこから読めばよいですか?
A. まずは太陽星座・月星座・アセンダントの3つを確認し、次に天体が集まっているハウスや星座を見ると全体の傾向がつかみやすくなります。

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