MC(天頂)とは
読み: えむしー(てんちょう)
意味
MC(天頂)とは、生まれた瞬間に子午線と黄道が交わっていた点のうち、南の空の高いほうの点のことです。西洋占星術では、社会での目標や仕事上の役割、世間から見た立場を表すとされます。
MCは「えむしー」と読み、ラテン語 Medium Coeli(メディウム・コエリ、空の中央)の略です。日本語では天頂・南中点とも呼ばれます。ホロスコープの円の上側(12時付近)に描かれます。
アセンダント・ディセンダント・MC・ICの4点はアングル(角)と呼ばれ、ホロスコープの骨格になる重要な感受点とされます。
語源
占星術、Medium Coeli(ラテン語 空の中間)
MCの決まり方
MCは天文学でいう「天頂(真上の点)」そのものではなく、その土地の子午線(南北を結ぶ線)が黄道と交わる点です。そのため、日本語の「天頂」という訳は少し誤解を招きやすく、実際には南の空の、黄道上でもっとも高い位置にあたります。
地球の自転によってMCも約1日で12星座を一周するため、求めるには生年月日・生まれた時刻・場所が必要です。アセンダントとMCの間の角度は緯度や時刻によって変わり、必ずしも90度にはなりません。
MCの読み方
MCの星座は、社会の中でめざす姿、仕事や役割を通して得たい評価、人生の到達点のイメージを表すとされます。たとえば山羊座がMCなら着実に責任ある立場を築く方向、魚座なら人を支えたり表現したりする方向、といった読み方をします。
MCの正反対の点はIC(Imum Coeli、天底)と呼ばれ、家庭やルーツ、心の土台を表します。MCとICは「外での自分」と「内での自分」という一対の軸として読まれます。
第10ハウスとの関係
プラシーダスなど多くのハウスシステムでは、MCが第10ハウスの始まり(カスプ)になります。一方、イコールハウスやホールサインではMCと第10ハウスのカスプが一致せず、MCが第9ハウスや第11ハウスに入ることもあります。どちらも社会的なテーマを表す点は共通しています。
よくある誤解
MCの星座で向いている職業が一つに決まるわけではありません。MCはどんな立場や評価をめざすかという方向性を示すもので、具体的な職業選びは太陽や土星、第6ハウス・第10ハウスの状態なども合わせて考えます。
よくある質問
- Q. MCとICの違いは何ですか?
- A. MCは南の空の高い点で社会的な目標や立場を、正反対のICは地平線の下の点で家庭やルーツを表すとされます。
- Q. 出生時刻がわからなくてもMCはわかりますか?
- A. 正確にはわかりません。MCはおよそ2時間ごとに星座が変わるため、時刻がわからないと確定できません。
- Q. MCは天頂と同じ意味ですか?
- A. 占星術でいうMCは、子午線と黄道の交点のことで、天文学の天頂(観測者の真上の点)とは一般に一致しません。