ハウスとは
読み: はうす
意味
ハウスとは、ホロスコープを12の区画に分け、それぞれに自分自身・お金・コミュニケーション・家庭・恋愛などの生活領域を割り当てたものです。天体がどのハウスにあるかで、その天体の力が人生のどの分野に表れやすいかを読みます。
ハウスは「はうす」と読み、日本語では「室」や「宮」と訳されることもあります。第1ハウスから第12ハウスまであり、アセンダント(東の地平線)を起点に反時計回りに数えます。
12星座が天体の「性質」を表すのに対して、ハウスは天体が働く「場所」を表すと説明されます。たとえば金星が第7ハウスにあれば、金星の象徴する愛情や調和がパートナーシップの分野で表れやすいと読みます。
語源
英語 house(家)。12の区画を「室」と訳すこともあります
12ハウスが表すテーマ
流派によって細かな違いはありますが、一般的には次のようなテーマが割り当てられています。
- 第1ハウス:自分自身、外見、第一印象
- 第2ハウス:お金、所有物、価値観
- 第3ハウス:コミュニケーション、学び、兄弟姉妹、近距離の移動
- 第4ハウス:家庭、ルーツ、心のよりどころ
- 第5ハウス:恋愛、創造、楽しみ、子ども
- 第6ハウス:日々の仕事、習慣、体調管理
- 第7ハウス:パートナー、結婚、対人関係
- 第8ハウス:他者と共有するもの、深いつながり、継承
- 第9ハウス:哲学、高等教育、遠方への旅
- 第10ハウス:社会的な立場、キャリア、目標
- 第11ハウス:友人、仲間、未来の希望
- 第12ハウス:無意識、ひとりの時間、目に見えないもの
ハウスシステムの違い
ハウスの区切り方(ハウスシステム)には複数の方式があります。現代の西洋占星術ではプラシーダス(Placidus)がよく使われ、ほかにコッホ、レギオモンタヌス、キャンパナス、各ハウスを30度ずつに分けるイコールハウス、1つの星座をそのまま1つのハウスとするホールサインなどがあります。
ホールサインは古代のヘレニズム占星術で使われていたとされ、近年見直されている方式です。同じ出生データでも方式によって天体の入るハウスが変わることがあるため、ホロスコープを比べるときはどのシステムを使っているかを確認すると混乱しません。
ハウスの分類と読み方
第1・4・7・10ハウスはアングル(角)に接するアンギュラーハウスと呼ばれ、天体の力が表に出やすいとされます。続く第2・5・8・11ハウスはサクシーデントハウス、第3・6・9・12ハウスはケーデントハウスと呼ばれます。
読むときは、天体が入っているハウスに加えて、各ハウスの始まり(カスプ)がどの星座にあるか、そのハウスを支配する星座の天体(ルーラー)がどこにあるかも合わせて見ます。
よくある誤解
天体が1つも入っていない「空のハウス」があるのは珍しいことではありません。10天体を12のハウスに配置するため、必ずいくつかは空になります。空のハウスはその分野が欠けているという意味ではなく、カスプの星座やルーラーの位置から読みます。
よくある質問
- Q. ハウスを出すには何が必要ですか?
- A. 生年月日に加えて、生まれた時刻と場所が必要です。ハウスは地球の自転にともなって約1日で一周するため、時刻が数十分違うだけでも区切りが変わることがあります。
- Q. どのハウスシステムを使えばよいですか?
- A. 決まった正解はありません。入門書や多くのソフトの初期設定はプラシーダスであることが多いので、まずはそれで読み、慣れてきたらホールサインなどと比べてみるとよいでしょう。
- Q. 天体が多いハウスにはどんな意味がありますか?
- A. 天体が集まっているハウスは、その人の人生で関心やエネルギーが向かいやすい分野と読まれます。