第7ハウス
Uxor(配偶者)
結婚・パートナー・対人関係を司る
結婚・パートナーシップ・契約・公然の対人関係
キーワード
第7ハウスの意味
第7ハウスはあなたに深く関わる他者を映す鏡のハウス。結婚相手・ビジネスパートナー・公然の敵まで、対等な関係で関わる相手を示します。第1ハウスが『私』なら、第7ハウスは『あなた』。
第7ハウスで読み取れること
結婚相手やビジネスパートナーとの関係、惹かれる相手のタイプ、契約ごと、そして一対一で向き合う相手との衝突や和解を読み取ります。
第7ハウスの分類と支配星
第7ハウスはアンギュラーハウス(角のハウス)に分類されます。アセンダント・IC・ディセンダント・MCという4つのアングルから始まるハウスで、人生の土台となる重要な領域です。ここに入った惑星は表に出やすく、出来事として目に見える形で働くと考えられています。同じアンギュラーハウスには第1ハウス・第4ハウス・第10ハウスがあります。
また、エレメントで分けると第7ハウスは風の「関係のハウス」に属します。言葉や交流、人とのつながりに関わるグループです。同じグループは第3ハウス・第11ハウスです。第7ハウスはホロスコープで地平線より上にある第7〜第12ハウスの一つで、他者や社会との関わりといった外向きの領域を扱います。
黄道12星座を第1ハウスから順に当てはめる「ナチュラルハウス」の考え方では、第7ハウスには天秤座が対応し、その支配星である金星がこのハウスの自然な支配星(ナチュラルルーラー)とされます。ただし、ハウスと星座をこのように重ねる考え方は20世紀初めのアラン・レオの教えに始まるもので、それ以前の占星術にはありません。実際の出生図では、第7ハウスの始まり(カスプ)にある星座とその支配星の位置もあわせて読みます。
17世紀の占星術書に書かれた第7ハウス
ラテン語の伝統的な呼び名は「Uxor(配偶者)」。イギリスの占星術師ウィリアム・リリーは『Christian Astrology』(1647年)で、第7ハウスが表すものを次のように挙げています。
結婚と恋愛の問い、相手の人物像、表立った敵、訴訟の相手、戦争の相手方、けんかや決闘、泥棒、逃亡者。占星術の問いでは占う側の占星術師を表すともされています。
- 体の部位
- 腰まわりからへそ・臀部
- 色
- 濃い黒
- 性別の区分
- 男性のハウス
- 共同表示星
- 天秤座・月
- ここで喜ぶ惑星
- なし
第7ハウスは「結婚相手」と「敵」が同じ場所にあるのが特徴で、リリーは一対一で向き合う相手をすべてここで読みました。現代の読み方でも「パートナー」と「ライバル」の両方を表す点は受け継がれています。
リリーの記述は、1852年にZadkielが再編集した『An Introduction to Astrology』第4章から要約しています。リリーは「共同表示星」の惑星を第1ハウスの土星から順に、土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月の並びで当てており、現代の「自然の支配星」とは別のものです。
対向する第1ハウスとの関係
第7ハウスの反対側にあるのは第1ハウス(自己・外見・生き方の姿勢を司る)です。向かい合う2つのハウスは「自己と他者の軸」と呼ばれる一本の軸をつくります。第1ハウスは「私はどう生きるか」、第7ハウスは「誰と生きるか」を表します。自分らしさを大切にしながら、相手との関係の中でどこまで歩み寄るかというバランスがテーマです。
ハウスに惑星がない場合
第7ハウスが空でも、そこにあるサイン(ディセンダント)がパートナーの傾向を示します。
各惑星が入った時の解釈
太陽は関係が人生の中心、月は感情的なパートナー、金星は愛の関係、火星は情熱的で衝突しやすいパートナー、木星は幸運な出会い、土星は責任ある結婚を示します。
出生図での意味
出生図の第7ハウスは、生涯のパートナーの傾向と、対人関係の姿勢を示します。
トランジット(進行)での意味
第7ハウスに惑星が通過する時期は、結婚・パートナーシップ・契約に変化が起きやすい時。
🌟 アドバイス
他者は自分の鏡。パートナーを通じて自分を知る旅。
よくある質問
第7ハウスの支配星は?
現代の占星術では、第7ハウスに天秤座を重ね、その支配星の金星を「自然の支配星」とします。この対応は20世紀初めのアラン・レオに始まる考え方で、17世紀のリリーは第7ハウスの共同表示星を天秤座と月としています。実際の出生図では、第7ハウスのカスプにある星座の支配星を読みます。
第7ハウスで喜ぶ惑星は?
第7ハウスを喜びの場とする惑星はありません。惑星の喜び(ジョイ)は第1・第3・第5・第6・第9・第11・第12ハウスの7つに割り当てられています。
あわせて読みたい
参考資料
- William Lilly(Zadkiel 編, 1852年)/sacred-texts.com「An Introduction to Astrology, Chapter IV. Of the Twelve Houses, Their Nature and Signification」 1647年の『Christian Astrology』を1852年に再編集した版。各ハウスの意味・体の部位・色・男性/女性の別・共同表示星・惑星の喜びの記述を確認しています。
- Wikipedia(英語版)「House (astrology)」 ラテン語の伝統的なハウス名、アンギュラー・サクシデント・ケーデントの分類、ハウス分割法の種類、ハウスと星座を同一視する考え方が20世紀初めのアラン・レオに始まるとする記述。
- Wikipedia(英語版)「Chart Rulership」 ヘレニズム期のハウスの呼び名(舵・女神・幸運・不運・神の場所・良い霊)と、惑星が喜ぶハウス(ジョイ)の説明。