アセンダントとは
読み: あせんだんと
意味
アセンダントとは、生まれた瞬間に東の地平線と黄道が交わっていた点のことで、その点がある星座を上昇宮(ライジングサイン)と呼びます。西洋占星術では、第一印象や外に向けた振る舞いを表すとされます。
アセンダントは「あせんだんと」と読み、ASCと略されます。日本語では上昇宮・上昇点とも呼ばれます。ホロスコープの円の左側(9時の位置)に描かれ、第1ハウスの始まり(カスプ)になります。
太陽星座が「自分の中心にあるもの」を表すのに対して、アセンダントは「人から見える自分」「新しい場面での反応のしかた」を表すと説明されることが多いです。
語源
英語 ascendant(昇っていくもの)。略号は ASC
由来
ホロスコープという言葉のもとになったギリシャ語 hōroskopos は、もともとこの東の地平線から昇る点を指していたとされます。古代の占星術でもアセンダントは出生図の起点として重視され、ハウスを数え始める基準とされてきました。
アセンダントの求め方
アセンダントは地球の自転によって約24時間で12星座をひと回りするため、平均するとおよそ2時間ごとに星座が変わります。ただし星座によって地平線を昇る速さが異なり、緯度によっても変わるため、星座ごとの時間は均等ではありません。
そのため、アセンダントを出すには生年月日に加えて、生まれた時刻と場所(緯度・経度)が必要です。現在はホロスコープ作成ソフトやウェブサービスに入力すれば自動で計算されます。生まれた時刻は母子手帳などで確認できることがあります。
アセンダントの読み方
アセンダントの星座は、初対面での印象、ふだんの振る舞い方、物事への取りかかり方に表れやすいとされます。たとえば牡羊座がアセンダントなら率直で行動が早い印象、蟹座なら親しみやすく面倒見のよい印象と読む、といった具合です。
アセンダントの星座を支配する天体はチャートルーラーと呼ばれ、その天体がどのハウス・星座にあるかも、その人の生き方の方向性を読む手がかりにされます。
アセンダントの正反対(180度)の点はディセンダントで、第7ハウスの始まりにあたります。パートナーや他者に求めるもの、引き寄せやすい相手を表すとされます。
よくある誤解
アセンダントは太陽星座の言い換えではありません。生まれた日が同じでも、時刻が違えばアセンダントは変わります。日の出ごろに生まれた人は、太陽星座とアセンダントが同じ星座になりやすいといわれます。
また、出生時刻が不正確だとアセンダントが隣の星座になってしまうことがあります。星座の境目に近い場合は、どちらの特徴が自分に近いかを確かめながら読むとよいでしょう。
よくある質問
- Q. アセンダントを知るには何が必要ですか?
- A. 生年月日・生まれた時刻・生まれた場所の3つです。時刻が分単位でわかるほど正確に求められます。
- Q. 太陽星座とアセンダントはどちらが大事ですか?
- A. どちらが上というものではなく、役割が異なります。太陽は人生の目的や意識的な自分、アセンダントは外に表れる自分を表すとされ、両方を合わせて読みます。
- Q. 出生時刻がわからない場合はどうしますか?
- A. アセンダントは確定できません。占星術家によっては、過去の出来事から時刻を推定する方法(レクティファイ)を使うこともあります。