午年
×
戌年
火の盛りの午と、火を収める戌。寅午戌の三合火局で「旺」と「墓」にあたる半会で、午の火が戌の土を生む相生も重なります。燃え盛る炎と、その熱を抱える炉にたとえられる組み合わせです。
十二支の関係
- 三合(半会)さんごう(はんかい) 寅午戌の三合火局のうち、中心の午を含む二支で「半会」にあたります。残る寅がそろうと三合になります。
寅午戌の三合火局を火の一生にたとえると、寅は種火、午は真昼の炎、戌は火を落とした炉にあたります。伝統的な言い方では寅が長生、午が帝旺、戌が墓です。午年と戌年はその後半の二支で、中心の午を含むため半会と数えられます。戌の五行は土ですが、火局の墓として、燃え盛ったあとの火を内に抱え込む役を担うとされます。五行どうしでは「火は土を生む」相生で、燃えたあとの灰が土になるというたとえどおり、午から戌へ力が向かいます。三合の流れと五行の流れが、どちらも午から戌へ同じ向きにそろっているのがこの組み合わせです。午は夏至を含む旧暦5月の支で真南、戌は秋の土用を含む旧暦9月の支で西北西。真夏の正午のまぶしさが、秋の夕暮れに落ち着いていく季節と時刻の運びにも重なります。二支とも陽です。寅がそろうと三合火局が完成すると読まれます。
| 午年(うま年) | 戌年(いぬ年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 火 | 土 |
| 陰陽 | 陽 | 陽 |
| 方位 | 南 | 西北西 |
| 季節 | 夏 | 秋 |
| 月(節月) | 旧暦5月(6月上旬〜7月上旬ごろ) | 旧暦9月(10月上旬〜11月上旬ごろ) |
| 時刻 | 11時〜13時 | 19時〜21時 |
五行:午の「火」が戌の「土」を生む「相生(そうじょう)」の向きです。
恋愛・夫婦
午年の人の情熱を、戌年の人がしっかり受け止める、という形が想像しやすい二人です。相生の向きも三合の向きも午から戌へそろっているため、午年の人が与え、戌年の人が抱えるという役割が固まりやすいとされます。戌年の人は受け止めるうちに荷が重くなっても口に出しにくく、午年の人は自分の熱が届いているか不安になる、というすれ違いが起こりえます。夫婦では、新しい火種を持ち込む寅の役、たとえば二人で始める新しい趣味を時々足すと、炉が冷えにくいと読まれます。
仕事
表に立って成果をあげる午年の人と、それを組織の財産として守る戌年の人という分担に向きます。プレゼンや営業の勢いを、戌年の人が契約や顧客管理で固めていく形です。上司が午年なら成果は出ても後始末が戌年の部下に回りやすいので、その仕事も評価の対象に入れておきたいところ。新しい案件を生み出す寅の役がいないと、今ある火を守ることに偏るとされます。企画担当を一人交えると、局がひと回りします。取引では、午年側が話をまとめ、戌年側が長く付き合える条件に整える形がよく合います。
家族・友人
法事や誕生会のような集まりで、午年の人が場を盛り上げ、戌年の人が最後まで残って片づける、という光景が浮かびやすい組み合わせです。友人どうしなら、午年の人の誘いに戌年の人が毎回つき合ってくれる関係になりやすいとされます。寅年の家族や友人が加わると三合火局がそろい、新しい計画が持ち上がりやすい場になると読まれます。戌年の人ばかりが後片づけに回ると不満がたまりやすいので、ときには午年の人が裏方、戌年の人が主役になる日をつくると、関係の向きが固まりすぎません。
午年と戌年が付き合うときのヒント
- 午年の人は、盛り上げたあとの片づけや支払いを一度は自分で引き受けると、受け止める側の負担が見えてきます。
- 戌年の人は、抱えきれないと感じたら量で伝え(「今月はあと二件まで」など)、午年の人の熱を断ち切らずに調整してください。
- 年に一度、二人で新しいことを始める日を決めておくと、守るだけの関係に新しい火種が入ります。
関係の用語と、このページの読み方
- 三合(半会)
- 十二支を円に並べたとき正三角形を作る三支の結びつき。生・旺・墓(始まり・盛り・終わり)の三段階で一つの五行の局を作るとされます。三支のうち二支、特に中心の旺支(子・午・卯・酉)を含む二支を「半会」と呼びます。
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。