申年
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戌年
申(さる)と戌(いぬ)は、西の方合「申酉戌」の端と端。立秋の月と晩秋の土用の月で、秋分の酉が間に入ります。五行では戌の土が申の金を生み、支える向きです。
十二支の関係
- 方合ほうごう 申酉戌は西・秋を受け持つ方合の三支で、二人はそのうちの二支です。
西・秋・金のまとまりである方合「申酉戌」から、真ん中の酉を抜いた二支がこの組み合わせです。申は立秋で始まる旧暦7月、戌は秋の土用を含む旧暦9月で、秋の入口と出口を分け持っています。円の上では酉を一つ挟んで二つ離れ、秋分の月にあたる酉が欠けた形です。五行は申が金、戌が土で、土の中から鉱石が掘り出されるように、土が金を生む「相生」の関係です。力の流れは戌から申へ向かい、晩秋の戌が初秋の申を支える、という季節の順序とは逆向きの受け渡しになっているのがこのペアの特徴です。陰陽はどちらも陽で、方位は西南西と西北西。真西をはさんで南寄りと北寄りに立ちます。戌は火の三合「寅午戌」の墓支でもあり、夏の火の名残を収めて冬へ渡す土として読まれます。
| 申年(さる年) | 戌年(いぬ年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 金 | 土 |
| 陰陽 | 陽 | 陽 |
| 方位 | 西南西 | 西北西 |
| 季節 | 秋 | 秋 |
| 月(節月) | 旧暦7月(8月上旬〜9月上旬ごろ) | 旧暦9月(10月上旬〜11月上旬ごろ) |
| 時刻 | 15時〜17時 | 19時〜21時 |
五行:戌の「土」が申の「金」を生む「相生(そうじょう)」の向きです。
恋愛・夫婦
戌が土台となって申を支え、申がその支えを受けて動く。相生の向きからは、戌の側が世話役や聞き役に回り、申の側が外へ向かう場面が多くなりやすいと読まれます。どちらも陽なので、表向きは対等にふるまいながら、実際には戌の負担が大きくなっている、ということが起きやすいとされます。夫婦では、家計や暮らしの基盤を戌が整え、申が新しい計画や交際の幅を広げる役割に分かれやすい組み合わせです。申の側から戌へ、支えへの感謝を形にして返す場面を作ると、偏りが和らぎます。
仕事
立秋の申と晩秋の戌は、仕事では着手と後始末を受け持つ組み合わせとして読めます。戌が資料や人の手配で下支えをし、申がそれを使って成果を出す、という流れは土が金を生む向きそのものです。戌が上司なら部下の申を伸ばす形になりやすく、申が上司なら戌の下支えに頼りすぎないことが求められるとされます。真ん中の酉にあたる、成果を評価して整える工程が抜けやすいので、取引でも社内でも、中間の確認を誰がするかを決めておくと安定します。
家族・友人
親と子、先輩と後輩のように立場に差がある間柄だと、戌が見守り役、申が新しい話題を運ぶ役になりやすいとたとえられます。陽どうしで意見がはっきり出る家ですが、土が金を育てるように、戌が申の挑戦を後ろから支える関係として語られます。酉年の家族や友人が間に入ると、秋の三支がつながり、二人の役目の真ん中が埋まると読まれます。友人どうしなら、戌が誘いを受け、申が行き先を決める、という分担が二支の向きに合うとされます。
申年と戌年が付き合うときのヒント
- 申の側は、戌が整えてくれた段取りに気づいたら、その場で一言お礼を伝える習慣をつけましょう。
- 仕事では準備を戌、実行を申とし、中間の確認日を二人の予定に先に入れておくと進めやすくなります。
- 戌の負担が重くなっていないか、季節の変わり目ごとに家事や役割の分担を見直すと偏りを防げます。
関係の用語と、このページの読み方
- 方合
- 同じ方位・季節を受け持つ三支(寅卯辰=東・春、巳午未=南・夏、申酉戌=西・秋、亥子丑=北・冬)のまとまり。三会とも呼ばれます。
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。