No. 09 / Eto — 支合・刑・破

巳年
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申年

巳年と申年は、合して「水」に化す支合(六合)でありながら、寅・巳・申の三刑と六破にも数えられます。結びつく力ととがめ合う力が一つの組に重なる、十二支でも珍しい組み合わせです。

巳(み)・火・南南東 / 申(さる)・金・西南西

支合(六合) / 刑(三刑) / 破(六破)
01 / Relations

十二支の関係

  • 支合(六合)しごう(りくごう) 巳と申は六組ある支合の一つで、合すると「水」に化すとされます。
  • 刑(三刑)けい(さんけい) 寅・巳・申の三刑に含まれる二支です。
  • 破(六破)は(りくは) 六破の一組で、互いの働きを壊し合うとされます。

伝統的に、巳申は「合でありながら刑でもある」組の代表として挙げられます。巳は南南東、立夏から始まる旧暦4月、申は西南西、立秋から始まる旧暦7月で、円の上では三つ離れています。まず支合(六合)として、巳と申は結んで水に化すとされます。三合では申が申子辰の水局の生(水が生まれる位置)にあたり、合の行き先と申の役割が重なります。ところが巳の五行は火で、化した先の水は巳の火を消す側の五行です。さらに五行そのものでは巳の火が申の金を溶かす相剋で、二支のあいだには押し合う流れが二重にあります。そのうえ巳と申は寅・巳・申の三刑の二支で、六破の一組でもあります。刑は互いをとがめ、きしませる働き、破は結んだものの一部を崩す働きとされます。結びつきが強いぶん、近すぎて傷つけ合う面も出やすいと説かれるのはこのためです。陰の巳と陽の申です。

巳年(へび年)申年(さる年)
五行火金
陰陽陰陽
方位南南東西南西
季節夏秋
月(節月)旧暦4月(5月上旬〜6月上旬ごろ)旧暦7月(8月上旬〜9月上旬ごろ)
時刻9時〜11時15時〜17時

五行:巳の「火」が申の「金」を抑える「相剋(そうこく)」の向きです。

02 / Love

恋愛・夫婦

合と刑と破が同じ二支に重なるため、恋愛では引き合う力がはっきりある一方で、近づくほど相手の言葉に引っかかる、という両面が出やすいとされます。夏の入口の巳と秋の入口の申は、季節の始まりを受け持つ点で似た立場にあり、だからこそ主導権や言い方で張り合いやすいと読まれます。破は約束や予定が少しずつずれる形に重ねられます。夫婦や恋人では、一緒の時間と一人の時間を最初から分けておくこと、言い過ぎたと思ったらその日のうちに一言で取り消すことが、合の結びつきを刑のきしみから守る手立てになります。

03 / Work

仕事

生の支どうしで、どちらも物事を立ち上げる位置にいます。仕事では、合の働きで協力関係がすぐにできる一方、刑の性質から、相手の仕事ぶりへの批判が強く出やすい組み合わせとされます。五行では巳の火が申の金を剋す向きなので、巳年の側の熱心な指示が、申年の側には押しつけに感じられることがあります。取引では、話がまとまるのは早くても、破の性質から条件の細部が後で食い違うことがあると読まれます。合意した内容を項目ごとに書き出し、担当の境目をはっきりさせておくと、水に化す合の協力が生きやすくなります。

04 / Family

家族・友人

家族では、仲がよいからこそ遠慮のない小言が増える、という形で合と刑の同居が語られることがあります。友人としては、すぐに打ち解ける反面、冗談のつもりの一言が相手には刺さる、ということが起きやすいとされます。破は、貸した物が戻らない、約束が一部抜ける、といった小さな形で出ます。親しいあいだでも、貸し借りや約束はその都度はっきりさせておくと、結びつく力のほうが前に出やすくなります。

05 / Advice

巳年と申年が付き合うときのヒント

  • 言い過ぎたと感じたら、その日のうちに短く取り消す一言を送り、刑のきしみを翌日に持ち越さない。
  • 一緒に過ごす時間と一人で過ごす時間を週の中で先に分けておき、近づきすぎて張り合う場面を減らす。
  • 取引や共同作業では、合意した条件を項目ごとに書き出して二人で確かめ、破による食い違いを防ぐ。
06 / Years

この組み合わせの生まれ年の例

巳年 196519771989200120132025

申年 19681980199220042016

暦の上では干支は立春(2月4日ごろ)で切り替わるとする考え方があり、1月〜2月初めに生まれた人は前年の干支で見ることもあります。各年のページで立春の日付と六十干支を確認できます。

07 / Profile

それぞれの干支

巳年(へび年) 洞察力と美意識を持つミステリアスな知性。巳年の性格と運勢

申年(さる年) 機知と好奇心で世界を渡り歩く才人。申年の性格と運勢

08 / Notes

関係の用語と、このページの読み方

支合(六合)
二支が一対一で結びつく六組の組み合わせ(子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未)。合すると別の五行に化すとされます。
刑(三刑)
互いを傷つけ合うとされる組み合わせ。寅・巳・申の三刑、丑・戌・未の三刑、子と卯の「無礼の刑」があります。
破(六破)
互いの働きを壊し合うとされる六組(子酉・丑辰・寅亥・卯午・巳申・未戌)。合や冲に比べて軽く扱われることが多い関係です。

干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。

参考資料

巳年 / Others
申年 / Others
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