巳年
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亥年
立夏で始まる巳と立冬で始まる亥が、円の反対側で向き合う冲(対冲)の組み合わせです。夏の入口の火と冬の入口の水という、勢いの立ち上がりが逆を向く二支です。
十二支の関係
- 冲(対冲)ちゅう(たいちゅう) 十二支の円で正反対(六つ離れた位置)にあり、方位では南南東と北北西が向き合います。
寅と申が春と秋の入口で向き合うのに対し、巳と亥は夏と冬の入口どうしで向き合う冲(対冲)です。巳は南南東、立夏から始まる旧暦4月、亥は北北西、立冬から始まる旧暦10月で、暑さと寒さが始まる地点が円の上で対になっています。冲は真向かいにある支どうしの関係で、方位も季節も逆になることから、ぶつかり合いや揺さぶりを表すとされます。五行は巳が火、亥が水で、亥の水が巳の火を消す相剋です。三合で見ると、巳は巳酉丑の金局の生、亥は亥卯未の木局の生で、金と木という、これも剋し合う局を起こす側にいます。陰陽はどちらも陰の支です。季節の立ち上がりを担う支どうしが、火と水、金局と木局という二重の逆向きを抱えている点が、この冲の特徴と読まれます。同じ冲でも、刑・害・破は重なりません。
| 巳年(へび年) | 亥年(いのしし年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 火 | 水 |
| 陰陽 | 陰 | 陰 |
| 方位 | 南南東 | 北北西 |
| 季節 | 夏 | 冬 |
| 月(節月) | 旧暦4月(5月上旬〜6月上旬ごろ) | 旧暦10月(11月上旬〜12月上旬ごろ) |
| 時刻 | 9時〜11時 | 21時〜23時 |
五行:亥の「水」が巳の「火」を抑える「相剋(そうこく)」の向きです。
恋愛・夫婦
季節の入口どうしの冲は、恋愛では関係が動き出すときの温度差として表れやすいとされます。巳年の側が夏に向かって熱を上げていくとき、亥年の側は冬に向かって内へこもる、というたとえで読まれる組み合わせです。五行では亥の水が巳の火を剋す向きなので、亥年の側の落ち着いた反応が、巳年の側には冷たく受け取られることがあります。陰どうしなので、表立った口論より言葉が少なくなる形で揺れが出るとされます。夫婦では、大事な話は相手の調子が上向いているときを選んで切り出すのが、冲の温度差をやわらげる無理のないやり方です。
仕事
生の支どうしで、どちらも物事を立ち上げる位置にいます。仕事では新しい企画の発案や準備段階で顔を合わせることが多い組み合わせとされますが、冲の向きから、巳年が攻める方向を、亥年が守る方向を選びやすいという見方があります。取引では、条件の詰めに入る前に、相手がどこまで進めたいのかを数字で確かめておくとすれ違いが減ります。上司と部下なら、亥年の上司は巳年の部下の熱意に早めに水を差さないこと、巳年の上司は亥年の部下の慎重さを遅さと取り違えないことが、二支の逆向きを扱う手がかりになります。
家族・友人
家庭では、出かけたい側と家で過ごしたい側に分かれやすい、という形で冲が語られることがあります。友人としては、ふだんは穏やかでも、計画の温度が合わないときに連絡が途切れがちです。陰の支どうしなので、不満は言葉より態度に出やすく、相手が気づくまでに時間がかかることもあります。立夏(5月上旬)と立冬(11月上旬)は二人の月の始まりにあたり、そのころに次の季節の予定を一緒に立てると、反対向きの入口に立つ二支が足並みをそろえやすいと読まれます。
巳年と亥年が付き合うときのヒント
- 大事な相談は相手が乗っているときを選んで切り出し、沈んでいるときは日を改めると決めておく。
- 仕事では進める範囲を数字で先に確かめ合い、攻めと守りのどちらで行くかを最初に合意する。
- 休日は出かける予定と家で過ごす予定を交互に入れ、どちらか一方の温度に合わせ続けないようにする。
関係の用語と、このページの読み方
- 冲(対冲)
- 円の正反対に位置する二支。方位も季節も反対向きで、ぶつかり合い・動き・変化を表すとされます。
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。