巳年
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未年
夏の入口の巳(み)と、夏の終わりの未(ひつじ)。南の方合「巳午未」の両端にあたり、真ん中の午を挟む二人です。五行は巳の火が未の土を生む、受け渡しの向きです。
十二支の関係
- 方合ほうごう 巳午未は南・夏を受け持つ方合の三支で、二人はそのうちの二支です。
夏の三か月を南の方合「巳午未」の三支が受け持ち、その両端に立つのがこの二人です。巳は立夏から始まる旧暦4月、未は夏の土用を含む旧暦6月で、夏という季節の始まりと終わりを二人が持っています。円の上では午を挟んで二つ離れ、夏至の月にあたる午が欠けた形です。五行は巳が火、未が土で、火が燃えたあとに灰が土になるように、火が土を生む「相生」の関係にあたります。巳から未へ、力が素直に流れる向きです。陰陽はどちらも陰で、方位は南南東と南南西。真南をはさんで、東寄りと西寄りに分かれて立ちます。未は木の三合「亥卯未」の墓支(勢いを収める位置)でもあり、季節を閉じる土用の月として、受け取ったものを蓄えて次へ渡す性質を持つと読まれます。燃え立つ初夏の火が、晩夏の土に熱を預けて秋へ向かう、という一つの流れの両端です。
| 巳年(へび年) | 未年(ひつじ年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 火 | 土 |
| 陰陽 | 陰 | 陰 |
| 方位 | 南南東 | 南南西 |
| 季節 | 夏 | 夏 |
| 月(節月) | 旧暦4月(5月上旬〜6月上旬ごろ) | 旧暦6月(7月上旬〜8月上旬ごろ) |
| 時刻 | 9時〜11時 | 13時〜15時 |
五行:巳の「火」が未の「土」を生む「相生(そうじょう)」の向きです。
恋愛・夫婦
巳が温めたものを未が受け取って形にする。相生の向きからは、巳の側が気持ちや提案を差し出し、未の側がそれを暮らしの中に落ち着かせる、という流れが読まれます。どちらも陰なので、派手な表現よりも、少しずつ積み重ねる関係になりやすいとされます。ただ、与える側の巳が疲れやすく、受け取る側の未は気づかないまま甘えてしまうことがある、という見方もあります。夫婦では、ときどき未の側から巳へお返しをする流れを作ると、片方向の受け渡しが偏らずにすみます。
仕事
仕事に置きかえると、立夏の巳と晩夏の未は「企画」と「仕上げ・保管」の担当に当てはめやすいとされます。巳が案を出して熱を入れ、未が成果をまとめて記録し、次の季節へ引き継ぐ。火が土を生む向きどおり、巳から未へ仕事を渡す流れが無理なく作れます。一方で、二人のあいだには夏の盛りの午がいないため、いちばん忙しい山場を誰が引っぱるかがあいまいになりがちです。取引でも社内でも、山場の担当者を最初に名指ししておくと進めやすくなります。
家族・友人
食卓の話でいえば、巳が新しい料理や行事を持ちこみ、未がそれを家の定番として残していく、という形がたとえとして語られます。どちらも陰で、気持ちを内にしまう分、言葉にしないまま行き違うこともあります。午年の家族や友人がいると夏の三支がそろい、二人のあいだに明るい中心ができると読まれます。集まりの席では、間に誰かを挟んで座るくらいがちょうどよいかもしれません。二人の得意な場面が違うので、行事の準備は巳、片づけは未と分けておくと手が重なりません。
巳年と未年が付き合うときのヒント
- 未の側は、受け取ったことへのお礼や感想を言葉にして巳へ返すと、受け渡しが一方通行になりません。
- 仕事では企画を巳、記録と引き継ぎを未に任せ、山場を引っぱる人を別に決めておきましょう。
- どちらも内にためこみやすいので、月に一度は予定や気がかりを書き出して見せ合うと行き違いが減ります。
関係の用語と、このページの読み方
- 方合
- 同じ方位・季節を受け持つ三支(寅卯辰=東・春、巳午未=南・夏、申酉戌=西・秋、亥子丑=北・冬)のまとまり。三会とも呼ばれます。
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。