血液型占いに科学的根拠はある?A・B・O・AB型の性格・相性のイメージと研究結果
この記事のポイント
A型・B型・O型・AB型でよく言われる性格と10通りの相性のイメージを紹介し、日米1万人超のデータを使った研究や血液型ダイエットの検証など、科学的に何がわかっているかを出典つきで解説します。
血液型占いは、ABO式血液型で性格や相性を占う、日本で特に広まった文化です。「A型は几帳面」「B型はマイペース」といったイメージは、多くの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。
この記事では、4つの血液型についてよく言われる性格と10通りの相性のイメージを紹介したうえで、大規模調査で実際に何がわかっているのかを、出典つきで確かめます。血液型占いの起源やバーナム効果の詳しい説明は血液型占いのページにもまとめています。
4つの血液型でよく言われる性格
次の表は、血液型占いの本やテレビ番組で一般によく言われるイメージです。後で紹介するとおり、性格との関連は調査で確かめられていません。
| 血液型 | 日本人の割合(目安) | よく言われる長所 | よく言われる短所 |
|---|---|---|---|
| A型 | 約40% | 几帳面・責任感が強い・協調性がある | 心配性・頑固・人の目を気にしすぎる |
| B型 | 約20% | マイペース・好奇心旺盛・行動が早い | 気分屋・飽きっぽい・率直すぎる |
| O型 | 約30% | おおらか・社交的・面倒見がよい | 大雑把・負けず嫌い・独占欲が強い |
| AB型 | 約10% | 多才・分析的・争いを好まない | 二面性がある・気分にムラがある |
割合は日本人のおおよその分布で、A型がもっとも多く、AB型がもっとも少なくなります。
10通りの血液型相性(よく言われるイメージ)
血液型の組み合わせは、順番を区別しなければ10通りです(自分と相手を区別すると16通り)。ここでは評価の星はつけず、俗説としてよく語られる内容だけを並べます。
| 組み合わせ | よく言われる相性のイメージ |
|---|---|
| A型 × A型 | 繊細さを理解し合えるが、気を遣い合って本音が出にくい |
| A型 × B型 | 正反対で惹かれ合う一方、几帳面さとマイペースさがぶつかりやすい |
| A型 × O型 | O型のおおらかさがA型の心配性を包む「好相性」の代表例とされる |
| A型 × AB型 | 理解し合える部分があるが、AB型の気分のムラにA型が振り回されやすい |
| B型 × B型 | 束縛しない距離感が心地よいが、自由すぎてすれ違うことも |
| B型 × O型 | O型がB型の自由さを見守る組み合わせとして語られる |
| B型 × AB型 | 共鳴する面がある一方、AB型の二面性にB型が戸惑いやすい |
| O型 × O型 | にぎやかで楽しいが、主導権争いが起きやすい |
| O型 × AB型 | O型の率直さとAB型の繊細さがかみ合いにくいとされる |
| AB型 × AB型 | 言葉にしなくても通じ合う一方、互いに壁を作りやすい |
当サイトの血液型占いでは、自分と相手の血液型を選ぶと、16通り(A×BとB×Aを別に扱います)それぞれに用意した相性スコアと付き合い方のコツが表示されます。どれも楽しむための読み物で、相性を保証するものではありません。
科学的根拠はあるのか?
日米1万人超のデータを使った研究
血液型と性格の関係を調べた研究としてよく引用されるのが、縄田健悟(2014)「血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――」(『心理学研究』85巻2号)です。日本と米国で行われた社会調査のデータ(合わせて1万人以上)を使い、生活態度や好みなど68項目について血液型による違いを調べました。
結果は、統計的に有意な差が出たのは68項目のうちごく一部の項目だけで、その差もきわめて小さく、血液型で回答の違いを説明できる割合はほぼゼロというものでした。論文は、血液型と性格の関連はないと考えるのが妥当だと結論づけています。
それでも「当たっている」と感じる理由
- バーナム効果:「普段は社交的だが、ひとりになりたいときもある」のように誰にでも当てはまる説明を、自分のことだと感じやすい心理(バーナム効果)。
- 確証バイアス:「A型は几帳面」と思っていると、A型の人が片づけている場面ばかりが記憶に残る。
- 自己成就:小さいころから「B型はマイペース」と言われて育つと、そのイメージに沿って振る舞いやすくなる。
血液型占いはどこから来たのか
血液型と気質を結びつけたのは、1927年に古川竹二が発表した論文「血液型による気質の研究」が始まりとされます。追試で関連は確かめられず、学説としては下火になりました。1970年代に能見正比古の『血液型でわかる相性』(1971年)がベストセラーになって一般に広まり、2000年代後半にも『B型自分の説明書』などのシリーズが大ヒットしました。
一方で、血液型による決めつけや嫌がらせは「ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)」と呼ばれ、問題として取り上げられるようになっています。血液型占いは日本のほか、韓国や台湾などでも親しまれていますが、欧米ではほとんど知られていません。
血液型と食事・病気の関係
血液型ダイエットに根拠はない
1996年に米国の自然療法医ピーター・ダダモが『Eat Right 4 Your Type』で提唱した血液型別の食事法(O型は肉中心、A型は菜食中心など)は世界的に話題になりました。しかし、関連研究をまとめた系統的レビュー(Cusack ほか, 2013, American Journal of Clinical Nutrition)は、血液型別の食事法に効果があるという根拠は見つからなかったと結論づけています。
一部の病気との統計的な関連
性格とは別に、血液型と一部の病気のなりやすさには統計的な関連が報告されています。
- スウェーデンとデンマークの献血者を長期間追跡した大規模なコホート研究(Edgren ほか, 2010)では、A型は胃がん、O型は消化性潰瘍のリスクがやや高い傾向がみられました。
- 米国の中高年を追跡した研究(Alexander ほか, 2014)では、AB型で認知機能の低下がやや多いという関連が報告されています。
いずれも集団で見たときの小さな差で、一人ひとりの健康を血液型で判断できるものではありません。健康の心配は血液型ではなく、医療機関の健診や医師への相談で確かめてください。
血液型占いを楽しむときの注意
血液型占いは、会話のきっかけや自分を振り返る話題として楽しむぶんには問題ありません。ただし次の点には気をつけましょう。
- 血液型で人を決めつけない:性格は血液型では決まりません。
- からかいや差別に使わない:「B型だからダメ」のような言葉は相手を傷つけます。
- 大事な判断の根拠にしない:採用・人事・恋人選びを血液型で決めるのは不適切です。
相性をほかの角度からも見てみたいときは、星座相性占いや、相性占いの種類を比べた相性占いの種類と選び方もどうぞ。
まとめ
- 血液型ごとの性格や10通りの相性は、本やテレビで広まったイメージで、調査では裏づけられていません。
- 日米1万人超のデータを分析した縄田(2014)は、血液型と性格の関連はほぼないと結論づけています。
- 血液型別ダイエットにも根拠はありません。一部の病気との関連は小さな統計的差で、性格とは無関係です。
- 当たっていると感じる背景には、バーナム効果や確証バイアスがあります。話のタネとして楽しみ、人を決めつけない使い方をしましょう。
参考文献
- 縄田健悟(2014)「血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――」『心理学研究』85(2), 148–156. https://doi.org/10.4992/jjpsy.85.13016
- Cusack L, et al. (2013) "Blood type diets lack supporting evidence: a systematic review." American Journal of Clinical Nutrition 98(1), 99–104. https://doi.org/10.3945/ajcn.113.058693
- Edgren G, et al. (2010) "Risk of gastric cancer and peptic ulcers in relation to ABO blood type: a cohort study." American Journal of Epidemiology 172(11), 1280–1285. https://doi.org/10.1093/aje/kwq299
- Alexander KS, et al. (2014) "ABO blood type, factor VIII, and incident cognitive impairment in the REGARDS cohort." Neurology 83(14), 1271–1276. https://doi.org/10.1212/WNL.0000000000000844
- 古川竹二(1927)「血液型による気質の研究」『心理学研究』2(4).
この記事について
この記事はAIの補助を使って下書きし、運営者が内容と日付を確かめてから公開しています。暦の日付は天文計算で求め、春分・秋分などは国立天文台の公表値と照らし合わせています。占いの内容は楽しみとしてお読みください。