瞑想とは
読み: めいそう
意味
瞑想は、呼吸や言葉、イメージなど一つの対象に注意を向けたり、浮かんでくる考えを観察したりして、心を静めていく実践のことです。
瞑想は「めいそう」と読み、目を閉じて静かに思いを巡らせるという意味の言葉です。英語では meditation と呼ばれ、宗教的な修行から、日常の気分転換としての取り組みまで幅広く行われています。
インドのヨーガや仏教の座禅、キリスト教の観想(黙想)など、世界の多くの宗教や伝統に、瞑想にあたる実践があります。
語源
古代インド
由来と歴史
古代インドでは、瞑想はヨーガの修行の中心とされ、サンスクリット語で「ディヤーナ」と呼ばれました。この言葉は仏教とともに中国に伝わって「禅那(ぜんな)」と音訳され、「禅」の語源になったとされます。
20世紀後半には欧米でも瞑想が広まり、宗教色を薄めた形として、仏教の瞑想をもとにしたマインドフルネスが知られるようになりました。
瞑想の種類
マインドフルネスは、観察型の瞑想をもとに「今この瞬間に、評価せずに注意を向ける」ことを練習する取り組みとして紹介されています。
- 集中型(サマタ):呼吸や言葉(マントラ)、ろうそくの炎など一つの対象に注意を集め続ける方法
- 観察型(ヴィパッサナー):浮かんでくる考えや体の感覚を、良し悪しを判断せずに観察する方法
- 慈悲の瞑想:自分や他の人の幸せを願う言葉を心の中で繰り返す方法
基本のやり方
雑念が浮かぶのは自然なことで、気づいて戻ることそのものが練習になるとされます。
- 背すじを伸ばして楽な姿勢で座り、目を閉じるか視線を落とします。
- 鼻から自然に呼吸し、息が出入りする感覚に注意を向けます。
- 考えごとが浮かんだら、それに気づいたことを確認して、また呼吸に注意を戻します。
- 最初は3〜5分程度から始め、無理のない範囲で続けます。
よくある誤解と注意点
「瞑想は頭を空っぽにすること」と思われがちですが、多くの方法では考えを消すのではなく、注意の向け方を練習します。マインドフルネスについては多くの研究が行われていますが、瞑想は医療の代わりになるものではありません。心身の不調があるときや、瞑想中に強い不安やつらい記憶がよみがえるときは、無理に続けず、医師や専門家に相談してください。
よくある質問
- Q. 瞑想は1日何分すればよいですか?
- A. 決まった時間はありません。初めは数分から始め、続けやすい長さを見つけるのがよいでしょう。
- Q. 瞑想とマインドフルネスの違いは?
- A. マインドフルネスは瞑想の一つの形で、今この瞬間の体験に評価せず注意を向ける練習を指します。
- Q. 瞑想中に雑念が浮かんだらどうすればよいですか?
- A. 浮かんだことに気づいたら、責めずにそっと呼吸へ注意を戻します。それを繰り返すことが練習になります。