サビアン・シンボルとは
読み: さびあん・しんぼる
意味
サビアン・シンボルとは、12星座を1度ずつに分けた360の度数それぞれに、短い文章で表された象徴的なイメージを割り当てた占星術の体系です。天体やアセンダントがある度数のシンボルから、より細かなテーマを読み取ります。
サビアン・シンボルは「さびあん・しんぼる」と読みます。たとえば牡羊座1度には「海から上がってきた女性をアザラシが抱擁する」といった、一枚の絵のような情景が割り当てられています。
星座が大まかな性質を、ハウスが分野を表すのに対して、サビアン・シンボルは度数ごとの細かなニュアンスを詩的なイメージで伝えるものとされます。
語源
アメリカの占星術家マーク・エドモンド・ジョーンズと霊媒エルシー・ウィーラー(1925年)
由来と歴史
サビアン・シンボルは1925年、アメリカの占星術家マーク・エドモンド・ジョーンズが、霊媒(透視能力者)のエルシー・ウィーラーとともに作ったとされます。ジョーンズが度数を書いたカードを無作為に渡し、ウィーラーが浮かんだイメージを語るという方法で、360の情景が書き留められたと伝えられています。「サビアン」という名前は、ジョーンズが主宰していた研究グループの名にちなむものです。
その後、占星術家ディーン・ルディアが著作で取り上げ、独自の解釈を加えたことで広く知られるようになったといわれます。日本でも複数の占星術家による解説書が出版され、愛好者の多い技法です。
度数の数え方
サビアン・シンボルでは、天体の度数を切り上げて読むのが一般的です。たとえば太陽が牡羊座の0度12分にあれば「牡羊座1度」、15度40分にあれば「牡羊座16度」のシンボルを見ます。各星座は1度から30度までの30のシンボルを持ち、12星座で合計360になります。
ホロスコープ作成ソフトで表示される度数は0度から始まるので、そのままの数字で読むと1度ずれてしまう点に注意が必要です。
代表的な使い方
もっともよく使われるのは、太陽の度数のシンボルです。人生のテーマや本質を象徴するイメージとして読まれます。そのほか、月の度数で感情面、アセンダントの度数で生き方の入り口、MCの度数で社会的な方向性を読むこともあります。
新月や満月が起こる度数のシンボルを見て、その時期のテーマを考える使い方も知られています。
よくある誤解
シンボルの文章は、言葉どおりの出来事を予言するものではありません。たとえば船や事故が登場するシンボルでも、実際にそうなるという意味ではなく、象徴としてどんな心の動きや課題を表しているかを読むものとされます。
また、訳者や解説者によって訳文や解釈がかなり異なります。複数の解説を比べながら、自分にとってしっくりくるイメージを探すのが楽しみ方の一つです。
よくある質問
- Q. 自分のサビアン・シンボルはどう調べますか?
- A. ホロスコープで太陽などの天体の度数を確認し、度数を切り上げた番号のシンボルを解説書やサイトで探します。太陽の度数は生年月日でおおよそわかりますが、境目付近では出生時刻で変わることがあります。
- Q. なぜ度数を切り上げるのですか?
- A. サビアン・シンボルは1度から30度で番号が振られており、0度0分〜0度59分を「1度」とする数え方をするためです。
- Q. サビアン・シンボルだけで占えますか?
- A. 単独でも楽しめますが、本来はホロスコープの天体・星座・ハウスを読んだうえで、細かなニュアンスを加える補助として使われることが多いです。