大アルカナとは
読み: だいあるかな
意味
大アルカナは、タロット78枚のうち0番の愚者から21番の世界までの22枚のことで、人生の大きなテーマや転機を表すとされるカードです。
大アルカナは「だいアルカナ」と読みます。アルカナはラテン語で「秘密」「神秘」を意味する arcanum の複数形に由来する言葉で、英語では Major Arcana と呼ばれます。日本では「大アルカナ」「メジャーアルカナ」のどちらの呼び方も使われます。
一枚ごとに固有の名前と絵柄があり、魔術師・女教皇・恋人・運命の輪・死神・星など、人物や天体、抽象的な概念が描かれています。タロット占いで大アルカナが出たときは、その問題の中心にある大きな流れやテーマを示すと読むことが多いです。
語源
ラテン語 arcanum(秘密)
由来と歴史
15世紀のイタリアで作られたタロットでは、これらの絵札は通常の数札に勝つ「切り札(トランプ)」として使われていました。当初は番号や名前が統一されておらず、地域によって並び順が異なっていたとされます。
18世紀以降、タロットが占いに使われるようになると、絵札には神秘的な意味が与えられました。19世紀には、22枚をヘブライ文字22文字に対応させるカバラ的な解釈も生まれています。「大アルカナ」という呼び方は、この時期のフランスの神秘思想家のあいだで広まったといわれます。
22枚の流れ「愚者の旅」
大アルカナを番号順に並べ、0番の愚者が旅をしながらさまざまな人物や出来事に出会い、21番の世界で一つの旅を終える物語として読む考え方があります。これを「愚者の旅」と呼び、カードの意味を覚えるときの助けにもなります。
- 0 愚者〜7 戦車…自分の力に気づき、外の世界へ踏み出す段階
- 8 力〜14 節制…試練や手放しを通して内面と向き合う段階
- 15 悪魔〜21 世界…執着や崩壊を経て、再生と完成に向かう段階
番号の違いに注意
ライダー・ウェイト・スミス版では8番が力、11番が正義ですが、それ以前のマルセイユ版などでは8番が正義、11番が力になっています。どちらが正しいというものではなく、使うデッキの番号に合わせて読めば問題ありません。
読み方のポイント
スプレッドの中に大アルカナが多く出たときは、自分だけではコントロールしにくい大きな変化の時期と読むことがあります。反対に小アルカナばかりなら、日々の工夫で変えやすい具体的な問題と考えます。
よくある誤解として、悪魔・塔・死神などを「出たら悪いことが起きるカード」とするものがありますが、どのカードにも前向きな読み方とつまずきやすい点の両方があります。
よくある質問
- Q. 大アルカナは何枚ありますか?
- A. 22枚です。0番の愚者から21番の世界までで、愚者に0番を振るデッキが一般的です。
- Q. 大アルカナの中でいちばん良いカードはどれですか?
- A. 太陽や世界は前向きな意味で知られていますが、どのカードも状況によって読み方が変わります。良し悪しで覚えるより、それぞれのテーマを理解するほうが読みやすくなります。
- Q. 大アルカナだけのデッキで占えますか?
- A. はい。22枚だけで占う方法は、全体の流れや心の状態を大まかに知りたいときに向いています。