GLOSSARY · 文字占い

ルーンとは

読み: るーん

意味

ルーンは古代ゲルマン人が使っていた文字のことで、現代ではその一文字ずつに意味を持たせて石や木片を引くルーン占いにも使われます。

ルーンは英語の rune をカタカナにしたもので、古い言葉で「秘密」「ささやき」を意味する語と関係があるといわれます。直線を組み合わせた形が特徴で、木や石に刻みやすい文字だったと考えられています。

占いでは、24字からなるエルダー・フサルク(古フサルク)を使うのが一般的です。フサルクという呼び名は、最初の6文字 F・U・Þ(th)・A・R・K を並べた読みに由来します。

語源

古ゲルマン語 rūnō(秘密)

文字としての歴史

ルーン文字は紀元後2世紀ごろには使われていたとされ、現存する多くの資料は石碑や武器、装身具に刻まれた短い銘文です。8世紀ごろのスカンディナヴィアでは16字に減ったヤンガー・フサルクが使われ、イングランドでは文字を増やした独自の系統も生まれました。

キリスト教の広まりとともにラテン文字に置き換えられていきましたが、地域によっては中世以降も使われ続けたといわれます。

占いとの関係

ローマの歴史家タキトゥスは、ゲルマン人が木の枝に印を刻んで投げ、占いを行ったと記録しています。ただし、その印がルーン文字だったかどうかははっきりしていません。

現在よく知られるルーン占いのやり方や、一字ずつの占い上の意味の多くは、20世紀、特に1980年代以降に英語圏で出版された本によって広まったものとされます。古い詩に残る各文字の名前や意味を参考にしつつ、現代に組み立てられた占いと考えるとよいでしょう。

やり方

ルーンを刻んだ石や木のチップを袋に入れ、質問を思い浮かべながら取り出します。初めての方は1つだけ引く方法、過去・現在・未来の3つを並べる方法から始めると読みやすいです。何も刻まれていない「ブランクルーン」を加えるセットもありますが、これは近年になって加えられたものとされます。

  • Fehu(フェオ)…財産、豊かさ
  • Raidho(ラド)…旅、移動、物事の進行
  • Gebo(ギューフー)…贈り物、交換、パートナーシップ
  • Jera(ヤラ)…収穫、一年の巡り
  • Sowilo(シゲル)…太陽、成功、生命力

逆位置とよくある誤解

上下逆に出たルーンを逆位置として意味を変えて読む方法がありますが、Gebo や Isa のように上下対称で逆位置のない文字もあります。逆位置を使わない読み方もあります。

ルーンは「呪いの文字」と思われることがありますが、多くの銘文は持ち主の名前や記念の言葉など日常的な内容です。占いでも、自分の状況を見つめ直すヒントとして使うのが一般的です。

よくある質問

Q. ルーン文字は何文字ありますか?
A. 占いでよく使われるエルダー・フサルクは24字です。時代や地域によって16字のヤンガー・フサルクなど、文字数の違う系統もあります。
Q. ルーンストーンがなくても占えますか?
A. 紙のカードや木片に文字を書いて代わりにすることもできます。大切なのは、24字すべてを同じ形のものにそろえることです。
Q. ルーン占いは古代のやり方をそのまま再現したものですか?
A. 古代の具体的な占い方はほとんどわかっておらず、現在のやり方の多くは20世紀以降に考えられたものとされます。

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参考文献

  • 『The Viking Way』 — Neil Price (2002)
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