シナストリーとは
読み: しなすとりー
意味
シナストリーとは、二人の出生ホロスコープを重ね合わせ、互いの天体が作る角度や、相手の天体が自分のどのハウスに入るかから相性を読む西洋占星術の技法です。
シナストリーは「しなすとりー」と読み、日本語では相性図やシナストリーチャートとも呼ばれます。恋人や夫婦だけでなく、友人、家族、仕事仲間など、あらゆる人間関係に使われます。
太陽星座どうしの組み合わせだけで見る星座相性占いに比べて、二人の10天体すべての関係を見るため、より細かく関係の特徴を読めるとされます。
語源
ギリシャ語の syn(共に)と astron(星)に由来する言葉とされます
仕組み
シナストリーでは主に2つの点を見ます。1つ目は、自分の天体と相手の天体が作るアスペクト(角度)です。2つ目は、相手の天体が自分のホロスコープのどのハウスに入るかで、相手が自分の人生のどの分野に影響を与えやすいかを表すとされます。
ハウスを使うには二人とも出生時刻がわかっている必要があります。時刻がわからない場合は、天体どうしのアスペクトを中心に読みます。
注目されやすいポイント
一般に、次のような組み合わせがよく見られます。
- 太陽と月:一方の太陽ともう一方の月の調和は、自然に理解し合える関係を表すとされます
- 金星と火星:恋愛での引き合いや、愛情表現のかみ合い方を表すとされます
- 水星どうし:会話のテンポや考え方の近さを表すとされます
- 土星:関係の安定や責任感を表す一方、重さや制限として感じられることもあると読まれます
- アセンダント・ディセンダント:相手の天体が自分の第7ハウスやディセンダントに重なると、パートナーとして意識しやすいとされます
コンポジットとの違い
二人の相性を見る方法には、シナストリーのほかにコンポジット(合成図)があります。コンポジットは二人の天体の中間点を求めて1枚のホロスコープを作り、「二人の関係そのもの」の性格を読む方法です。シナストリーが「お互いがどう影響し合うか」を見るのに対し、コンポジットは「二人で作る関係がどんなものか」を見る、と区別されます。
よくある誤解
スクエアやオポジションなどのハードアスペクトがあるから相性が悪い、とは限りません。緊張のあるアスペクトは、刺激や引きつけ合いとして働くこともあると読まれます。シナストリーは良し悪しを判定するより、二人の関係の特徴やすれ違いやすい点を知り、付き合い方のヒントにするものと考えるとよいでしょう。
よくある質問
- Q. シナストリーには何が必要ですか?
- A. 二人それぞれの生年月日・出生時刻・出生地です。時刻がわからなくても天体どうしのアスペクトは読めます。
- Q. 星座相性占いとどう違いますか?
- A. 星座相性占いは太陽星座の組み合わせだけを見ますが、シナストリーは二人の全天体やハウスの関係を見るため、より個別的な読み方になります。
- Q. 相性が悪いと出たら諦めるべきですか?
- A. その必要はありません。占星術の相性は関係の傾向を知るための目安で、すれ違いやすい点がわかれば、歩み寄り方を考えるきっかけになります。