丑年
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寅年
丑(うし)と寅(とら)は円の上で隣り合いながら、合・冲・刑・害・破のどれにも当たりません。冬の最後の月と春の最初の月で、そのあいだには立春という一年の境目があります。
十二支の関係
丑と寅は、三合・支合・方合・冲・刑・害・破のいずれにも当たりません。
隣どうしの二支でも、丑と寅を結ぶ合や、ぶつける冲・刑・害・破は伝統の表にありません。この二人を特徴づけるのは、境目をまたいで並ぶという位置です。丑は冬の土用を含む旧暦12月、寅は立春で始まる旧暦1月。干支の年の区切りを立春に置く考え方では、丑と寅のあいだで年が改まります。方合でも丑は北の「亥子丑」、寅は東の「寅卯辰」に属し、受け持つ方位と季節が切り替わる位置にいます。北東の方角を「丑寅(うしとら)」と呼ぶのも、この二支が並ぶところだからです。五行は丑が土、寅が木で、木が土を剋す(抑える)「相剋」。春の芽が凍った土を割って出るように、寅が丑の上に伸びる向きと読まれます。陰陽は丑が陰、寅が陽で、ここでも入れ替わります。
| 丑年(うし年) | 寅年(とら年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 土 | 木 |
| 陰陽 | 陰 | 陽 |
| 方位 | 北北東 | 東北東 |
| 季節 | 冬 | 春 |
| 月(節月) | 旧暦12月(1月上旬〜2月上旬ごろ) | 旧暦1月(2月上旬〜3月上旬ごろ) |
| 時刻 | 1時〜3時 | 3時〜5時 |
五行:寅の「木」が丑の「土」を抑える「相剋(そうこく)」の向きです。
恋愛・夫婦
冬を終える丑と、春を始める寅。恋愛では、片方が積み上げてきたものを、もう片方が新しく動かす関係として読まれます。木が土を剋す向きからは、寅が新しい提案をして丑の慣れた暮らしを揺さぶる場面が多くなりやすいとされます。丑の側にとっては刺激にも負担にもなり、寅の側には、丑の慎重さが動きにくさに見えることがあります。陰の丑と陽の寅は、受け止める側と言い出す側に分かれやすい組み合わせです。夫婦なら、変えるものと変えないものを二人で決めておくと、年の切り替わりのような変化を落ち着いて迎えられます。
仕事
年度末と年度初めの担当が並んでいるような二人です。丑がそれまでの案件を締めて記録を残し、寅がそれを受けて新しい計画を立ち上げる、という引き継ぎの形が位置関係に合います。相剋の向きから、寅が上司なら丑に急な方向転換を求めすぎないこと、丑が上司なら寅の新しい案を前例がないという理由だけで止めないことが求められます。取引でも、契約の更新や切り替えの時期に関わる場面で持ち味が出る組み合わせと読めます。古いものを閉じる人と新しいものを開く人が、同じ席に着いている形です。
家族・友人
きょうだいでいえば、丑年が先なら年子、寅年が先なら十一歳差です。年子のきょうだいでは、早生まれかどうかで学年が同じになることもあります。家の中では、丑が家の決まりや習慣を守り、寅が新しい行事や習いごとを持ちこむ、という役割にたとえられます。境目をまたぐ二人なので、年の初めや新学期といった区切りに、家族の予定をそろえて話す機会を持つと、行き違いが減ると考えられます。
丑年と寅年が付き合うときのヒント
- 寅の側は変化を提案するとき、丑が続けてきたことのうち残すものを先に挙げると受け入れられやすくなります。
- 仕事の引き継ぎでは、丑が記録をまとめ、寅が質問を書き出して一度に確かめる場を作りましょう。
- 年の初めや年度替わりに、二人でその年に変えることと変えないことを一枚に書き出すと迷いが減ります。
関係の用語と、このページの読み方
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。