寅年
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卯年
立春で始まる寅(とら)の月と、春分を含む卯(う)の月。東・春を受け持つ方合「寅卯辰」のうち、春の前半を続けて担う隣どうしで、五行はともに木です。
十二支の関係
- 方合ほうごう 寅卯辰は東・春を受け持つ方合の三支で、二人はそのうちの二支です。
寅卯辰の三支は、東の方位と春の季節、木の五行を受け持つ方合です。寅は立春から始まる旧暦1月で、暦の上では干支の年の区切りもここに置かれます。卯は春分を含む旧暦2月で、春のちょうど真ん中にあたり、木の三合「亥卯未」では最も勢いの盛んな旺支です。つまり寅は春を開く木、卯は春を満たす木で、同じ木どうしの「比和」でも、芽吹きと茂りの段階の違いがあります。陰陽は寅が陽、卯が陰。方位は東北東と東で、日の出の方角に並んで立っています。円の上では隣り合う二支で、三支の残る辰(春の土用を含む月)がそろうと、春が始まりから終わりまで一続きになる形とされます。二人だけの段階では、春の勢いはそろっていても、季節を閉じて次へ渡す役がまだいない状態と読まれます。
| 寅年(とら年) | 卯年(うさぎ年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 木 | 木 |
| 陰陽 | 陽 | 陰 |
| 方位 | 東北東 | 東 |
| 季節 | 春 | 春 |
| 月(節月) | 旧暦1月(2月上旬〜3月上旬ごろ) | 旧暦2月(3月上旬〜4月上旬ごろ) |
| 時刻 | 3時〜5時 | 5時〜7時 |
五行:どちらも「木」で、五行では同じ気どうしの「比和(ひわ)」にあたります。
恋愛・夫婦
同じ木の性質を持つ二人は、育てたいものの方向がそろいやすい組み合わせと読まれます。寅が「始めよう」と言い、卯がそれを伸ばして形にする、という流れがたとえとして挙げられます。木と木が並ぶと枝が重なるように、互いの領分が近すぎて譲り合いが要る場面も出やすいとされます。陽の寅が先に動き、陰の卯が様子を見てから広げる、という時間差があるので、急かさずに待つ場面を作ると落ち着きます。結婚後は、新しい習慣を寅が持ちこみ、卯が暮らしに根づかせる役割に分かれやすいでしょう。
仕事
職場では、新規の企画を起こす段階と、それを広げて定着させる段階を、それぞれ寅と卯が担うたとえが使えます。立春と春分の月が続くように、着手から展開までの流れを二人で切れ目なくつなげられるとされます。一方で、比和は同じ方向の判断が重なりやすく、予算や期日の締めくくりが手薄になりがちです。そこは春の土用を受け持つ辰の役目にあたります。上司と部下なら、締めの確認だけは第三者に入ってもらう段取りが合います。
家族・友人
年子にも、十一歳離れたきょうだいにもなるのがこの二支です。同じ東・春に並ぶ二支は、外へ出かける、新しいことを始めるといった家族行事の計画で話がまとまりやすいとされます。似た者どうしで張り合いになる時期もありますが、木が並んで林になるように、一緒に伸びていく関係として読まれます。辰年の家族や友人が加わると、春の三支がそろう形になり、計画の後片づけまで手が回るとされます。
寅年と卯年が付き合うときのヒント
- 新しいことは寅が提案し、続け方は卯が決める、と役目を分けておくと話が早く進みます。
- 二人で始めた計画には、終わりの期日を最初に書きこんでおくと、春の締めくくり役の不在を補えます。
- 譲り合いが続いて決まらないときは、辰年の知人に意見を聞くと、三支がそろう形になるとされます。
関係の用語と、このページの読み方
- 方合
- 同じ方位・季節を受け持つ三支(寅卯辰=東・春、巳午未=南・夏、申酉戌=西・秋、亥子丑=北・冬)のまとまり。三会とも呼ばれます。
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。