卯年
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酉年
春分の東と秋分の西が向き合うのが、卯年と酉年の冲(対冲)です。昼と夜の長さがそろう二つの節目を受け持つ、木と金、どちらも陰の支どうしという組み合わせです。
十二支の関係
- 冲(対冲)ちゅう(たいちゅう) 十二支の円で正反対(六つ離れた位置)にあり、方位では東と西が向き合います。
六組ある冲(対冲)のうち、東西の軸で向き合うのが卯と酉です。卯は真東、春分を含む旧暦2月、酉は真西、秋分を含む旧暦8月です。太陽が真東から昇り真西に沈む日を両端に持つ、という見方ができ、時刻でも卯は夜明け、酉は日暮れにあたります。冲は方位も季節も逆を向くので、伝統的には動きの向きがぶつかる関係と読まれます。三合では卯が亥卯未の木局の旺、酉が巳酉丑の金局の旺で、木と金それぞれの盛りの位置です。五行は酉の金が卯の木を剋す相剋で、刃物と草木の関係にたとえられます。子と午の冲が陽どうしで正面から火花を散らす形なのに対し、卯と酉はどちらも陰の支で、ぶつかり方が表に出にくく、静かな張り合いとして表れやすいという見方があります。
| 卯年(うさぎ年) | 酉年(とり年) | |
|---|---|---|
| 五行 | 木 | 金 |
| 陰陽 | 陰 | 陰 |
| 方位 | 東 | 西 |
| 季節 | 春 | 秋 |
| 月(節月) | 旧暦2月(3月上旬〜4月上旬ごろ) | 旧暦8月(9月上旬〜10月上旬ごろ) |
| 時刻 | 5時〜7時 | 17時〜19時 |
五行:酉の「金」が卯の「木」を抑える「相剋(そうこく)」の向きです。
恋愛・夫婦
陰どうしの冲は、言い争いよりも、言わずにためこむ形で表れやすいとされます。卯年の側は芽吹きの春、酉年の側は実りの秋を受け持ち、同じ「ちょうど半分」の節目に立ちながら、向いている先が逆です。五行では酉の金が卯の木を剋す向きなので、酉年の側の整った意見が、卯年の側には刈り込まれるように感じられることがあると読まれます。夫婦や恋人では、不満を季節の変わり目までためず、気づいた週のうちに小さく口に出す取り決めをしておくと、静かな冲が大きな行き違いになりにくいとされます。
仕事
旺の支どうしで、どちらも自分の持ち場では力を出しやすい組み合わせです。東と西のように担当地域や顧客層をはっきり分けると、それぞれの盛りの力がぶつからずに並ぶと読まれます。同じ企画を二人で詰めると、卯年は伸ばす方向、酉年は整える方向へ引っぱり、表立った衝突はないまま作業が進まない形が出やすいとされます。上司と部下なら、酉年の上司は卯年の部下の案に手を入れすぎないこと、卯年の上司は酉年の部下が黙っているときほど意見を聞くことが、陰どうしの冲を扱う勘所になります。
家族・友人
家の中では大きな喧嘩より、互いに相手の流儀を黙って直す、といった小さなすれ違いが積もりやすいとされます。旺の支どうしで、どちらも自分のやり方に自信を持ちやすいぶん、相手に合わせる場面ではかえって口数が減りがちです。友人としては、話が合うのに予定がなかなか合わない、という形で冲が出ることもあります。春分と秋分のころ、年に二度は改まって近況を話す日を決めておくと、昼と夜が入れ替わる節目に足並みをそろえ直す、という二支らしい付き合い方になると読まれます。
卯年と酉年が付き合うときのヒント
- 気になったことは季節をまたいでためず、気づいた週のうちに短く伝える取り決めを二人でしておく。
- 仕事では担当地域や顧客を東と西のように分け、同じ企画を二人で抱え込まない形にする。
- 相手が黙りがちになったら、どちらからでも「何か引っかかっている?」と一言聞く合図を決めておく。
関係の用語と、このページの読み方
- 冲(対冲)
- 円の正反対に位置する二支。方位も季節も反対向きで、ぶつかり合い・動き・変化を表すとされます。
干支の相性は、古代中国の陰陽五行思想にもとづく暦の伝統で、生まれ年の十二支だけで人と人との関係が決まるわけではありません。四柱推命などでは月・日・時刻の干支もあわせて読みます。ここでの説明は伝統的な見方の紹介として、相手を知るきっかけの一つにしてください。